Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
プロデューサーと艦隊司令官
ラッセル・クロウの次(「シンデレラ・マン」)の次の映画「ユーカリプトス」は、2月撮影開始の予定でしたが、諸般の事情により沈没してしまいました。
この諸般の事情…については、新聞とか雑誌とか海外メディアでは憶測も含めて、いろいろ情報がとびかっており、結局のところはっきりしたことがよくわからないのですが、この映画のエグセクティブ・プロデューサーでもあるラッセル・クロウ自身は、この映画をサルベージすべく、現在動き回っているもよう。
このニュースは米国ノートン社のパトリック・オブライアン・ファンサイトでも話題になっていたのですが、その中で「前からよくわからなかったんだが、いったい映画のプロデューサーっていうのはどういう仕事をするんだ?」という質問の書き込みがあったのですね。 それに対して、映画ギョーカイ人のおなじみマックスさんがお答えレスを付けられたのですが、これがなかなか面白かったのです。
いわく、 皆さんに説明するには、4巻のモーリシャスの話を例にするのが良いように思われる。 陸から見ている人の目には、仕事をしているのはクロンファートやキーティング、ピムたちのように見えるだろう。 だが実際にこれを成功に導いたのはジャックの働きにかかっていた。必要なところに必要な人員と艦を配置する。これがプロデューサーの仕事だ。 と言うのですね。 まぁ、なーんとわかりやすい説明。さすがです。
映画「ユーカリプタス」の行方は、ですから現時点ではまだ何ともわからないのですが、この映画、実はFOX社系列がかかわっています。 今回こういうトラブルになって、これがFOXとクロウの関係にどういう影響があるのか?ということを、オブライアン・フォーラムの皆さんはいち早くいろいろ思案していらっしゃるようです。 これはまだちょっと気が早すぎる論議ではないかと思うのですけれども。
先週ちょっと働きすぎて、目をこわしかけたみたいです。 帰りの電車で文庫本を読もうとしたら、あら?字の焦点がぼける…ちょっと本の位置を離してやると…あら見える? こ、これは…老眼…ではたぶんなくって、眼精疲労の黄信号…だよね? 老眼では早すぎる。 いえ私は26才の時に、やはり年度末にワープロ打ちすぎて1メートル以内のものに焦点があわなくなる…という眼精疲労を経験していまして。 もともと視力1.2なので遠視気味、ですからまぁきっと老眼は人より早いとは思うんですけど。
というわけで、ちょっと土日は目を休めるために、本もDVDもPCも自粛してました。 「Sea Britain」関連は幾つかプレスレリースが出ているのですが、1つをのそいては急ぐものはあまりないので、すみません、ちょっとこんな事情なので先送りとさせてくださいまし。
ちょっと急ぎかもしれないニュースは こちら。 2005年3月21日19:30開演で、Sea Britain 2005 にちなみ、ロンドンのロイヤル・フェステイlバル・ホールで、ヴォーン・ウィリアムズの「海の交響曲」のコンサートが開かれます。 英国在住の方、この近辺にロンドンに行かれる方は、よろしければどうぞ。
2005年02月20日(日)
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