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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
カティーサーク号の保存プロジェクト、目途がたつ

19世紀の快速帆船として英国グリニッジにて展示公開されていたカティ・サーク号は、船体の腐食の進行から、いずれ公開中止が予定されていました。

腐食部分の改修と、更なる錆の進行を抑えるため船体を覆う建造物の建築には莫大な資金がかかり、この目途がつかない限りカティサークの保存は不可能、いずれ解体の運命と言われていました。
この保存資金調達に目途がついたようです。

このスコッツマン紙の記事によると、Heritage Lottery Fundから1,300万ポンドがカティサーク号保存プロジェクトに注入されることになり、工事は2006年から開始されるとのこと。

改修工事後のカティサーク号はガラスドームで覆われることになります。
完成予想図 いちばん下の写真です。

その美しい姿がいつまでも保存されるのは嬉しいけれど、キール(竜骨)が塩水から、マストや帆が風から隔離されてしまうのは、少々寂しい気もします。


ついでながら、この記事を掲載したスコッツマン紙(スコットランドの日刊紙)には下のような記事も載っていました。
ボンデンを演じたビリー・ボイドの近況。
サンダンス映画祭の参加作品に出演しているようですね。


2005年01月27日(木)