Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
2004年のおわりに
今年一年、この情報日記にお越しいただき、本当にありがとうございました。 管理人多忙のため更新が思うにまかせず、心苦しい思いをしておりますが、来年もM&Cと海洋小説関係の海外情報の中継にいそしんでいこうと思っておりますので、何卒お見捨てなく、よろしくお願い申し上げます。
また、情報提供、資料提供、ミスの指摘などでこのHPを助けてくださった皆さま方> 皆さまのおかげで何とかここまでやってこれたと思っています。 本当にありがとうございました。
いやでも、1年前の今頃…、海洋冒険小説ってマイナーなジャンルだったんですよね。 果たしてハヤカワはオブライアンの続きを出してくれるんだろうか?って本気で心配していました。 それが、映画のおかげで多くの方々に、私たちの大好きなこの世界を知っていただくことができて、その魅力にひかれて何度も映画館に足を運ぶ方や原作に手をのばされる方もあって、そこに「ホーンブロワー」のDVDが出て、こちらも原作を手にとってくださる方が増えて…。
今のこの現状を思う時、長年の海洋小説ファンとしては、望外の幸福を感じます。 1月1日からの「ホーンブロワー」の再放送で、来年はこのジャンルに感心をもってくださる方がもっと増えてくれると嬉しいのだけれども。
1月27日には早川書房から新刊で、ボライソーの27巻も発売になることですし、 こちらもよろしくお願いします。
映画「マスター・アンド・コマンダー」について、今思い出しても今年一番幸福だったことは、英国アカデミー賞BAFTAで、あのアカデミー賞を総ナメした「王の帰還」を抑えて、監督賞に当たるデイビット・リーン賞をM&Cが受賞したことでした。(ちなみに作品賞は「王の帰還」) ピーター・ウィアー監督のあの細かい努力とこだわりが、オブライアンの故国である本場イギリスで評価されたことが、何よりも嬉しかったのです。 しかも「アラビアのロレンス」の監督であるデイビット・リーンにちなんだ賞でしたから、これは本当に何よりでした。
個人的に嬉しかったことは、このホームページのお陰で、今年、本当に多くの方とお知り合いになれたこと。私自身の世界も交友関係も大きく広がりました。 これは何よりの宝だと思っています。
来年は「Sea Britain 2005」トラファルガー海戦200周年の年になります。 仕事のスケジュールが全く読めませんので、私の海外旅行はいつも2週間前に決まるのですが、それでも来年は何とか1回、どこかの記念イベントにあわせて英国に行けたらと思っています。
運が良ければ英国で、また何かのイベントの折りにでも、皆さまにお会いして、オフラインでもいろいろお話したいと思っています。 新しい年もよろしくお願い申し上げます。
2004年12月31日(金)
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