Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
最近の「M&C」関連情報
相変わらず続編については情報なしの「M&C」ですが、最近の関連周辺情報など。
まずはラッセル・クロウの次作、2005年公開映画について。 先日撮影が終了したロン・ハワード監督の「シンデレラ・マン」、全米公開は2005年6月とのことです。
引き続きクロウはこの10月からオーストラリア映画「ユーカリプトス」の撮影に入りますが、こちらの公開予定は2005年12月(暫定)。 内容については、日本の映画情報サイトにも上がってきていますが、原作はMurray Bailの小説「Eucalyptus」。 オーストラリア・ニューサウスウェールズ西部、多種多様のユーカリの木を植えている男ホランドが、愛娘エレンの結婚相手に課した条件は、87種類のユーカリの木を見分けられる男であること。 だがそこに、次から次へと木の名前を言い当てる見知らぬ男、ケーブが現れる。 ホランドにジェフリー・ラッシュ、ケーブにラッセル・クロウ、エレンは未定。
「ユーカリプトス」以後の予定については、現時点で確定しているものはありません。 噂の「ダ・ヴィンチ・コード」についても、現時点では未定。 主役ロバート・ラングドンの候補には、クロウの他にジョージ・クルーニーが上がっているようですが、作者のダン・ブラウンはラングドンを「ハリソン・フォードのような」と形容しているそうですね。 というわけでハリソン・フォードも候補に残っているものの、フォードの次の仕事(The Wrong Element)はもう決まっていて共演相手はポール・ベタニーです(笑)。こちらの撮影スタートもこの10月。 ダ・ヴィンチ・コード情報はこちらから:http://www.sundayherald.com/45128
この他では、クロウ自身がメガホンをとって、監督に挑戦するというニュースが出回っています。 プロデューサーをつとめるのは「レイン・マン」のマーク・ジョンソン。 ジョンソンは今、ニュージランド・オークランド市で「ナルニア国ものがたり:ライオンと魔女」の撮影中ですが、クロウ監督作品について「来年にとりかかれれば良いと願っているが、現時点では何時スタートになるか全く決まっていない」と答えています。
クロウが監督として映画化しようとしているのはJohn Hepworthの「The Long Green Shore」第二次大戦のオーストラリア陸軍のニューギニア掃討作戦を題材にしたもの。 この監督情報については下記から: http://www.smh.com.au/articles/2004/09/24/1095961827022.html?oneclick=true
これはかなり厳しい映画になりそうですね。 ニューギニアで生残った日本兵の方のお話(聞き書き)を読んだことがありますが、心底寒くなる経験で、これが実話だと思うと言葉を失います。 例えこれが日本人ではなかったとしても、他のどんな国の人でも、あの再現を映像で見るのは、正直辛いところです。 原作「The Long Green Shore」の紹介文を読んでも、著者の訴えたいことは戦争のむなしさにあるようですし、どのような形にせよ、基本的にはシリアスな作品になるのではないでしょうか?
原作関連では先週末、未完に終わった「オーブリー&マチュリン」21巻がアメリカで発売になりました。 「21」というタイトルのこの作品、欧米のネット上のフォーラムでは盛り上がっていますが、申し訳ありませんが私は、自身のねたばれを避けるため、「Spoiler!(ねたバレ!)」警告のついた書き込みは読んでおりません。 でもこの21巻目、売れ行きは好調のようですよ。 「It's out of my town!」というタイトルの書き込みは、発売日に本屋に行ったのに、他の人に買われてしまい、町中の本屋をまわっても手に入らなかった…という気の毒な方のもの。 7月の「モーリシャス…」発売の時、夜の8時で最後の1セットだった私は、あまり他人事とは思えない。あぁでも…「町中で売り切れ」って、こういう英語表現になるのか…と一つ勉強させていただきましたよ…でもこれ、自分の英作文では使いたくないけど。
アマゾン・ジャパンではこの「21」まだ予約受付中になっていますが、全米発売から1週間たってますから、この週末日本でも、洋書店まで行けば店頭に並んでいるかもしれません。
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台風が近づいてきています。 東京はまだ雨のみですが(午前11:00現在)、これから風も強くなるのでしょう。
先ほど、雨の合間をぬって、縮帆をすませてきました。 …って、車庫のクルマのカバーがばたばたしないように三カ所で縛り付けたのと、庭の棚に乗っている父の盆栽のうち、丈の高い5鉢を家の中に取り込んで、残りを地面におろしただけですが。
バッテンダウン(batten down:艙口を当て木で密封する。ホーン岬の前にサプライズ号でもやってました)まではやらなくてもいいだろうと思っています。 このバッテンダウン、映画で聞いていると「バッテンダン」って聞こえるんですよね。で、実際にばってんの形に木を打ち付けているじゃないですか…ばってんだからバッテンダン?とか、我ながらくだらないと思いつつも笑って見ています(ムシとどっちが高級か?)
今年は家で留守番しなければいけないので、鈴鹿F1日本グランプリに行けないのですが、この台風では予選どうなるのでしょう…と思っていたら明日に順延だそうですね。 うわーっ。1日で予選・決勝? ドライバー大変、整備も大変、放映する世界各国のTV局も大変。
去年でごひいきドライバーも引退してしまったし、今年はいいや…と思っていたところが、突然ひとつ前のグランプリから別のごひいきが復活してしまい、行けない私は東京で口惜しい思いをしています。 私のごひいきさんはJacqueというスペルのジャック・ヴィルヌーブ(フランス系カナダ人)。 でもこのHPでのジャックはJack Aubreyのことだから、気をつけて話をしなければなりません。 ちなみにJacqueはトラファルガー海戦のフランス側提督ヴィルヌーブの子孫というわけではありません。
台風が来ている時に、何を暢気なことを言ってるんだかと怒られそう。 予想進路上にお住まいの皆様>十分な準備と早めの避難で、最少の被害ですみますように。
2004年10月09日(土)
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