Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
最近の周辺トピックスなど
アカデミー賞を選ぶThe Academy of Motion Picture Arts and Scienceでは、今年の新規会員を発表しましたが、この中にポール・ベタニーの名前があります。 「M&C」関係では他にプロデューサーのDuncan S.Henderson、プロダクション・デザインのWilliam Sandell、編集のLee Smithの名前を新規メンバー・リストの中に読み取ることができます。 いずれもこの映画での実績が評価されてのことでしょう。
俳優部門の新規メンバーには渡辺謙の名もあり、他にパトリシア・クラークソン、スカーレット・ヨハンソン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・ペン、ビル・ナイ等、2003年の映画で実績の認められた俳優・女優さんが名を連ねています。 アカデミーのプレスレリース原文はこちら。
また、日本の有料衛星放送WOWOWホームページの「ステージ・エクストラ」に、ピーター・ウィアー監督のインタビューが掲載されていると、アメリカのサイトで紹介されていました(私は今まで知りませんでした。あぁ灯台もと暗し)。 「M&C」についての言及はあまりありませんが、映画監督の仕事と艦長の仕事には共通する部分があること、監督は現場が「幸運な艦(Happy ship)になるように心がけていること、と答えています。
灯台もと暗し…と言えば、7月1日(木)24:00〜、NHKBSで放映されたアクターズ・スタジオ・インタビューが、ラッセル・クロウだったそうです。 すみません。情報提供どころか、私はみごとに、今日になるまで放映に気づいていませんでした。あぁなんてこと! いいわけさせていただければ、いま仕事がちょっと詰まってまして、残業など多々発生している関係上、20日頃までこちらはちょっとお留守になるかもしれませんです。
番組を見た方のお話によると、M&Cの話はあまり出てこない、とのことですが。 NHKBSのアクターズ・スタジオは1ヶ月程度後に再放送されることが多いので、今度は見逃さないように気をつけようと思っています。
1日発売の某映画専門誌、 ヨアン・グリフィスの紹介にひっかけて23日発売の「ホーンブロワー」のDVDにも言及してくれたのはありがたいのですが、「『ホーンブロワー』はラッセル・クロウの『マスター・アンド・コマンダー』のもととなった作品」と書かれてしまい、ちょっと困ってしまいました。 この表現、全く間違っているとは言えませんが、間を三段飛びしてしまっているので、「ホーンブロワー」が「M&C」の原作だ…などというオソロシイ誤解をされる方が現れたらどうしましょう。 この情報誌、ヨアンのスペルがまだLOANになっているのですよ(泣)。ヨアンはIOANなのです。Lではないのです。
正確に言えば、 C.S,フォレスターの「ホーンブロワー」は、英国に海洋小説なる人気ジャンルを確立した先駆者的作品で、この小説の成功があったからこそ、パトリック・オブライアン、アレクサンダー・ケント、ダドリ・ポープなどが海洋小説を発表する道が開けた。その意味では「もとになった」作品かもしれませんが、もちろん原作うんぬんの関係は全くありません。
あぁほんとに、今こんなに忙しくなかったらアーサー王情報サイトなどものぞきたいところなのですけれども(せめてロンドン・プレミアぐらいは)、今年は仕事のスタートが遅れた関係上で7月にしわ寄せが来ていて、ちょっとどたばたしている管理人です。 そう言えば、8月から撮影の始まるポールとジェニファーの次のお仕事は本決まりのようですが、もう一人の主役(ポールの親友でジェニファーの兄に当たる役)には決定が出ませんね。ジュード・ロウだと言われていましたがどうなっているのでしょう? ちなみにポール&キルスティン・ダンストの「ウィンブルドン」、日本での公開は9月だそうです。
2004年07月04日(日)
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