Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
ヨアン・グリフィスの「M&C」コメント
アメリカのM&Cサイトに、Movieline誌6月号で、「ヨアン・グリフィスがインタビューの中でM&Cの話をしている」という投稿が載っていました。 ヨアン・グリフィスは、C.S.フォレスターの海洋小説をTVドラマ化した「ホーンブロワー」で、主人公のホレイショ・ホーンブロワーを演じ、今夏公開の映画「キング・アーサー」でランスロットを演じるウェールズ人俳優。
すわっ!とアーサー王サイトに行ってみたのですが、このヨアン・インタビューの原文が載っていない。 ダメダメじゃない?アーサー王サイト。M&Cサイトに載ってる情報がそちらに載ってないって問題よ。 というわけで、結局、Movielineの原文全文を読むことはできず、手に入ったのは書き込みの投稿文だけ。 正確なものかどうか確認をとることができなかったのですが、面白いコメントなのでご紹介します。 付記原文は、ファンの投稿文をそのままコピーペーストしています。
ムービーライン誌:ホーンブロワーというのは大変魅力的なキャラクターですが、あなたにとってのルーツなのでは?
ヨアン・グリフィス:彼は信じられないくらい聡明で、押しつけがましい艦長ではないが、やる気のない乗組員たちをその気にさせてしまうコツを知っている。ラッセル・クロウがM&Cで演じたジャック・オーブリーとは正反対の人物かもしれないね。 IG A= ..."he's incredibly bright and he understands how to encourage people to do things agaisnt their will without being an imposing captain. He's the opposite of Russell Crowe as Jack Aubrey in M&C.
ムービーライン誌:映画M&Cの話はなかったんですか?
ヨアン・グリフィス:最終的にポール・ベタニーが演じることになった役は、オーディションで公募されていたと思う。でもホーンブロワーの撮影中だったから駄目だった。僕はまだ映画(M&C)を見ていないんだけど、とても見たいと思っているんだ。予告編だけは見たんだけれど。「あぁ、なんてこった。これだけの予算があったら、僕たちのドラマももっと素晴らしいものになったろうに」って思ったよ。 IG- I remember when the auditions came ' round to play the part that PB eventually played, but I wasn't available because I think I was shooting Hornblower. I haven't seen it yet, but I'm curious. Just looking at the trailers themselves I was going, ' Ah, damn! I wish we had that sort of budget to make ours look as good.!"
ところで、その「ホーンブロワー」ですが、7月23日に発売されるDVDの詳細がこちらのページに紹介されています。 パッケージデザインと特典が素晴らしい! ホーンブロワーのDVDは私、US版を持っているのですが、はっきり言って日本版DVDはUS版、UK版よりはるかに上でしょう。 ホーンブロワーに関する限り、日本版は間違いなく、世界で一番大切に作られたDVDボックスになると思われます。 誇らしく思うと同時に、たぶんM&Cにそれは望めないことがわかっているので、なんだかうらやましい。 「M&C」US版の発売元FOX社の担当者が「M&Cのようなファンの多い作品については、彼らに満足してもらうようなDVDを作ることは制作者の義務だ」というような内容を語っていましたが、ホーンブロワーの日本版DVDも間違いなく、ファンのためを思って丁寧に作られているのでしょう。製作の会社の方、関係者の方には本当に感謝したいと思います。
話はちょっと移りますが、先日「カレンダー・ガールズ」を見てきました。 英国の田舎町のごくふつうの奥様が、婦人会のチャリティーで自分たちをモデルにした奇想天外なカレンダーを作ろうとする物語。 これは全ての女性の方>におすすめの映画。
生きていくのに大切なものを教えてくれる映画…に年一度くらいは出会えるものですが、今年の大切な映画はこれかしら? 若い方は、今すぐではなくて良いから、DVDでもTV でもいいから、50才になるまでに是非いちど見られると良い映画なのではと。 魅力的に年齢を重ねていく…ということがどういうことなのかを教えてくれる。 でも私でも、この映画を見るには、まだ若すぎるのかもしれませんが。
それでその「カレンダーガールズ」なのですが、主人公の女性たちの写真を撮ることになる若い男性カメラマンが登場します。 いいひとですが、おばさまパワーに押しまくられてたじたじになる好青年。 このカメラマン…私、知ってる、どこかで見た。確かに知ってる。でも何処で? エンディングのキャストを見て「あ〜〜っ!」と思わず叫びそうになりました。
ミスタ・ホッブス! レナウン号の掌砲長で、ソーヤー艦長に最後まで忠実だったあの人だったんです! ホーンブロワーの第2シリーズの重要な脇役の一人でした。ヨアン演じるホーンブロワーに対して、ある意味仇役で、常に厳しい表情を崩さずホーンブロワーに疑いの目を向けていた。 いやぁ役者さんって怖いですねぇ。ぜんぜんイメージが違うんだもの。あぁでも久しぶりに再会できてよかったわ。
最後に、こんなものもあります。 ポールベタニーの次回作「ウィンブルドン」の公式ホームページ。 なんだか目つきの悪いテニス・プレーヤーですねぇ? そりゃ試合中はこの目つきでもいいでしょうけど、これって本来ラブ・コメディじゃなかったでしたっけ? う〜ん。
今日はこれからエスメラルダ号の特別見学会に行ってきます。 先週からまた仕事が詰まってきているので、この見学記はたぶん来週末になるでしょう。 気長におまちいただけると幸いです。
2004年06月13日(日)
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