大 将 日 記
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2006年04月06日(木) |
電車内での携帯電話使用方法 |
先月、携帯を新しくした。やっとFOMAを手にした。 音楽携帯にもなるので、たまにイヤホンをして電車に乗ったりしている。 最近の携帯は凄く音も良く、本当にこれだけあれば生活が出来てしまうのではない かと思うくらいだ。
実は今日、東武野田線に乗った時、別に優先席の近くに居た訳でも無いので携帯の 電源も切らずいつものようにイヤホンをして音楽を聞いていた。すると目の前に座っ ていたご婦人(推定年齢66歳)が申し訳なさそうに私に
「すみません、ペースメーカーが入っているので電源を切って頂けますか?」
と言って来た。
こんな事を言われるのは初めてだったのでかなり驚いたが、これは人命に関わる事 なので、笑顔で「はい、解りました」と言って電源を切った。 慌てたのはそのご婦人の近くに居た人達。 先程も記したように、優先席では無かったので、誰も電源を切って無かったのだ。 そのご婦人の周りの人達は、一斉に携帯を取り出して電源を切った。 ゲームやメールをしていた若者は、その場から少し離れて行った。
日本人もまだまだ捨てた物じゃないな。 そう思ってしみじみしていた。
電車が動き出した。一つ目の駅に差し掛かる瞬間、私達はとんでもない光景を目の 当たりにした。
なんと、ペースメーカーを入れてると言ったババァの懐で携帯が鳴った。 しかも着うたは『きよしのズンドコ節』だった。
もう、この瞬間から「ご婦人」では無くただの「ババァ」に変身した。
「うん、そう、今ね新船橋。もうすぐ帰るからね」
と言って電話を切ったが、周りを見てそのババァは寝たふりを決め込んだ。 そりゃそうだ。全員の視線に殺気を感じたのだろう。
さっき電源を切った人達は一斉に携帯の電源を入れた。
私だけ「コントのネタになりそうだ」とメモをしていた。
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