nayunaの日記

2006年11月11日(土) 関が原に涙!手塚先生に涙!

先週の話ですが。NHKの大河で「関が原」が放送されました。風林火山と関が原が大好きな私はハンカチ持って、スタンバイしました。なんでそんなに好きかというと、幼い頃に見た作品が心に残ってしまってるからなのですが。
 風林火山は黒澤明の「影武者」、「関が原」はNHKドラマの「関が原」が私のルーツです。子供のころから父親の影響で自然番組や歴史ドラマや時代劇などを親子で見てきました。子供も見られるその手の番組って勧善懲悪が殆どだったのと、当時の道徳教育のおかげで「悪は罰があたる!」と信じていた私にとって、義を掲げて戦った石田光成が家康に負けた事は子供心に大ショックでした。石田光成が敗走するシーンにも泣けましたが、光成の為に最後まで尽くした大谷軍(この軍は全滅!!泣!!)については参戦を決心する所から最後まで大泣きで、愛知県民なのに家康が大嫌いになってしまいました(汗)。
もちろん大人になって「義」を掲げただけでは人は成功しないし、正しい行いが直ぐに成功に繋がる訳でもないと理解できるようになって、家康嫌いもなくなりましたが・・・家康も苦労人だしね。
 今回の「関が原」では大谷軍には全くスポットも当たらず「大谷軍、全滅」のナレーションだけで過ぎていってしまいましたが、やっぱ涙が出てしまいました〜。3英傑のなかでも秀吉が1番好きなことも手伝って、「関が原」は私の中で特別なものになってます。(顕ぽんに言わせると、秀吉が好きってのもBLやYL作家としてはネックらしい・・・)
 その後に続く「手塚治の番組」もこれまた泣けて!ブラックジャックは、私が知った時にはもう人気連載だったし。まさか表紙に名前も載らない、打ち切り覚悟の読みきり連載だったなんて・・・衝撃をうけました。しかも担当と日程の相談する手塚先生の腰の低いこと!本当の大作家って、横柄ではなれないものなのね〜・・・としみじみ実感しました。ネットとかやらないから(笑)、2チャンやらチャットやらではどうなってるのか知りませんが・・・ドカベンやワンピースやスラムダンクやタッチやドラゴンボールの作者の悪い噂って聞いたことないもんなぁ〜。まぁ逆に私が悪口知ってるようなら、そうとう世間で悪評轟かせてるってことなんでしょうが(笑)。もちろん噂はただの噂だし、最近は真実も確認せずにネット上で勝手にでっち上げで大騒ぎが起こるのも知ったのですが・・・(手塚先生も若い頃に勝手に「悪書作家」のレッテルを貼られて苦労したみたいだし・・・こういうのって大抵は当事者じゃない人間が発端なんですよね。ひとつのセオリーみたい。)光成にしろ手塚先生にしろ、失敗や苦労は大変だったと思いますが・・・後に「義を掲げた侍」とか「漫画の神様」とか、その人間の生き方を支持してくれる人がいる事が大切なんだな〜と思いました。今じゃないぞ、後に第3者が見て支持できるってことよ!当事者とその仲間じゃ冷静でも公正でもないから。


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