umityanの日記
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2018年09月23日(日) 台湾旅行。(8)

食事を終えた。いよいよ、「点燈上げ体験」へ出発だ。点燈上げは、バルーン(気球)に似ているようだ。ガイドさんの説明を聞きながら、バスに揺られること数十分か?。何やら線路がある場所へ近づいた。

バスを降りて歩くと、そこは線路脇だった。「ええええつ、線路で何をするんだべーーー」と、ネズミ男君が首をかしげた。ガイドさんの説明によると、線路の上から、気球を上げるのだそうだ。「危ないぜなーー」とは、のび太君の弁。電車が来ると、線路から退却しなければらない。

四本の棒みたいなものを四角に囲い、その各面にふんどしみたいな赤い布きれがぶら下げてある。その各面に、各々が思っていること、希望や願望を筆で書き、空へ飛ばそうという訳である。

「へえーーー」と興味津々で、何かを書くことにした。墨と筆が用意してあった。女性陣は、「商売が繁盛しますように」とか「家庭が幸せになりますように」とか、身近な願いを書いていたようだ。ところで、僕ジャイアンは「喜怒哀楽」と、訳の分からないことをしたためた。のび太君は「世界平和」、ネズミ男君は、何を思ったか、常日頃、口にしている夏目漱石が言ったらしい「則天去私」という言葉を記した。学のあるところを見せたかったのだろう。大笑いだ。

てなわけで、めいめい何かをしたためて、それぞれが四角形の端を持ち、線路の上に登った。布きれの下から真ん中に火がともされた。さああーー出発だ。係の人の合図で、一斉に手を離す。ふわふわと赤い布きれが天に舞う。一斉に放たれた気球は赤い火をともしながら、ゆらゆらと天高く登っていく。いやあああああ、圧巻だ。美しい。果たして、願いが届くかなあーー。

おっと、列車が通る。そく線路を降りた。ネズミ男君がいみじくも言った。「あの気球は、どこかへ落ちるんだろう。危なくないのかなあーー」って。僕、ジャイアンも、のび太君も同じことを考えていた。まあ、当局の許可を得て、飛ばしているわけだから問題はないだろう。

点燈上げ体験でした。いやああ、これはなかなか面白い体験だった。ひとしきり、酔いしれてバスに乗りホテルに向かった。いよいよ二日目の旅が終わる。明日は三日目。すべて自由行動だ。ホテルで、ビールと焼酎を飲み、早めに寝に就いた。

今宵のベッドはホテルが変わったせいもあり、シングルが三つ並んでいた。じゃんけんで、僕ジャイアンが一番負け。入り口近くのベッドがあてがわれた.。その隣にネズミ男君、一番奥にのび太君。やれやれ、また、ネズミ君のいびきに悩まされるか。早く眠ろう。ネズミ男も、そう思っているに違いない。


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