umityanの日記
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| 2013年05月20日(月) |
出立の日がやって来た。 |
さあ、今日はいよいよ故郷へ出立だ。曇り空。雨は降らないだろう。夕方6時から恩師の喜寿祝い兼3年4組に級友会がある。当時は40数名のクラスだった。今回やってくるのは、その半分近く。数十年ぶりに会う級友もいるだろう。
再会した時に最初に出る言葉。「お互いに老けたなあーー」。そう言って笑い合うに違いない。社会人となり紆余屈折を繰り返しながら、互いに今日まで生きてきた。そのことが何よりも尊いことだ。
恩師も当時は若かった。まだ30代だったか?。高校の図書館に勤務していた女性と結婚した。僕たちは「えええーーーつ」と驚いたが、縁は奇なもの、不思議なもの。結婚を機に、性格が、ちと柔らかくなったような?。恩師もストレスが解消されたのだろう。げんこつも、頻繁に飛ばなくなった。
今日は長年の懸念事項だった、約束の本を手渡すことが出来る。漢文で書かれた本である。国語の教師だったから、訓訳がなくてもすらすら読めるだろう。僕は訓訳で読んでいるから、漢文はさっぱり分からない。
宴会場近くのホテルに一泊の予約をした。本当は実家の家に泊まりたかったが、今は老朽化した空き家である。つい最近まで母がひとりで住んでいたが、ヒザが悪くなり、歩くことがおぼつかないため、介護施設へ入所している。近くに住む兄が、なにかと面倒を見ているようだ。久しぶりに会えるのは嬉しいが、老いていく母に会うのは、なぜか忍びない。面倒をかけてきた若かりし頃の事が、まざまざと記憶によみがえるからだ。「おっかさん、あの時はごめん:」と今更言えないだろう。
奇しくも、昨夜はラジオで文化講演会を聞いた。タイトルは「生きること」か、なんかだったっけ?。寝ながら聞いたので、定かには内容を覚えていない。面白いことを言っていた。「動物には、おじいちゃんや、おばあちゃんはいない。なぜって?、役目を果たすと死んでしまうからだ。人間だけが、役目を果たしても生きながらえる」と。
役目とは子孫を残すための行動を言っているのだろう。「ええっ」と思ったが、思い当たることもある。動物ではないが、鮭や、カマキリの雄は子孫を残す行動の後、子供の栄養としてメスに食べられて死んでしまうらしい。メスも程なく力尽きて、その運命をたどるようだ。メスもかわいそうながら、それ以上にかわいそうな雄達よ。はかない人生。これが自然の摂理なのか?。
人間は、どういうわけか、雄も雌も経験を豊富に積んで生きながらえる。そうしなければ子供が育たないからだ。老いても、長年培った父や母の経験とアドバイスが、子供達をすくすくと成長させるのだろう。僕には既に父はいないが、母がいてくれたからこそ、今の自分がある。ただただ、感謝で一杯である。
出立する前に、緊張する話は止めよう。まずは、事故なく現地へ乗り込むことが先決だ。結果は後日、日記にしたためよう。
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