umityanの日記
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雑技団の出入り口にあるポスターの前で記念撮影だ。のび太君の高級カメラのシャッターが切られた。「次はおいらが撮る」と言って、順高級カメラ持参のねずみ男君がシャッターを切ったが、「あれっつ」と言って、撮り直し。僕たちは再びポーズをとった。「はい、チーズ」の掛け声とともに、「にやっ」と白い歯を見せながら、カメラに視線を向けたが、また、撮り直し。「おい。おい。どうなってんの?」と言って、皆、顔がだんだん引きつってきた。なんとか撮影終了。やれやれだ。
入口付近でバスが待っていた。ホテルへ直行だ。バスの中では、あれこれと今日の出し物についての反省が始まった。包丁投げの男。的になった人間の体のあちこちに取り付けられた板みたいなやつに、少年おぼしき男が包丁を投げる。的に命中すれば拍手喝采。手元が狂って、ちんちんにでも当たれば大ごとだ。まあ、この辺はプロだ。その心配はないか。ここで、スネ夫君が発言。「的までの距離がえらい近かったぜ。俺でもできる」と。僕たちは皆、首を縦に振った。内心では「危ないもんだぜ」と思いながら。
僕の「服脱がし演技」はともかく、ほかに圧巻だったのは、一人の美女がフラフープを回し始めた。最初は一個。次に胸、腰、足元の三個。だんだん数が増えていく。最後には20〜30個のフラフープを全身にかぶり、器用に回し始めた。フラフープは床に落ちることもなく、美女の体の揺れとともに見事に回転。美女はどんな顔をしているのか?。フラフープに妨げられて見えない。にんまり顔なのか?、真剣そのものか?、顔が歪んでいるのか?。定かではない。恐らく、にんまり顔だろう。観客向けの顔なら当然そうだ。僕たち、とっちゃん坊や達には、一個だって回すのが難しいだろう。すでに、腰がくたびれています。
ほどなく、バスがホテルに到着した。他のメンバー達も明日の説明を聞くために集まってきた。明日はいよいよ最終日だ。最終日はゆったりとスケジュールが設定されている。それも良い。あわただしく移動するのも結構、疲れる。
さあ、今宵は残りの酒を飲みつくして。明日に備えようと話していると、なんと、一休さんがマッサージを所望。珍しいことだ。昨夜、僕たち三人が、マッサージに酔いしれたことに刺激を受けたのか?。もう一人、初老の独身男性が申し込んだ。腰当ゴムパットを買った男性である。この時、案内人が、「女性にしますか?男性にしますか?」と問いかけた。二人とも「女性で」と、即応答。ちゃっかりしているぜ。案内人は、昨夜そんなこと聞かなかったのに、今日は何故?。僕たちは、若干不満だ。
そこで、僕ジャイアンが、「のび太君、ねずみ男君、僕たちはどうすべーーー?」と聞くと、返事なし。昨夜の狼もどき、山男たちの記憶が脳裏に浮かび、恐怖のあまり、言葉を発せられなかったのだろう。「仕方がない。今宵は僕、ジャイアンが山男の餌食になるか」と、僕一人が申し込んだ。
もみ手が来るまで、とりあえず部屋で宴会だ。薄暗がりのベッドに集まり、買ってきたタコの干物を餌に、ぐいぐい飲み始めた。
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