umityanの日記
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| 2009年06月14日(日) |
六月のけだるさ。旅日記の続編。 |
けだるい六月の旅日記後編を書いておこう。
宴会に疲れて部屋へ戻り、歓談していると、注文していたいたマッサージの揉み手が現れた。見やると、いかにも年季が入っていそうな中年のおばさんが登場した。「これはやばい」と思ったが後の祭りだ。
案の定、「ごきごき」と、指が僕の柔肌に食い込む。僕は「うぐっ、うぐ」と 意味不明な言葉を発しながら痛みをこらえていた。「強すぎますか?」と揉み手が聞いてきた。僕は「いやあ、ちょうどいいよ」と、強がりの弁だ。
もともと、マッサージの強さ加減は人によりまちまち。僕はやや強めが好みだが、強すぎると奇声ををあげてしまう。まあ、今回はほぼ好みの強さだったというべきか?。
僕の後に、同僚がもう1人、マッサージを所望。揉み手は二連ちゃん。商売繁盛でほくほく顔だ。同僚は専ら、足裏を重点に揉んだようだ。よほど、気持ちが良かったと見えて静寂そのもの。
かくしてマッサージ騒動も終わり、ベッドインの時間となった。4人部屋なので、4枚の蒲団が敷いてあった。僕は一番端っこの蒲団へ滑り込んだ。マッサージで血行が良くなり、なかなか寝付かれない。枕が変わるといつもそうだ。
どのくらい、悶々としていたのだろう。ゴソゴソという音が聞こえた。耳を澄ませていると、中二つの蒲団を隣の部屋へ移動し始めた。どうも、僕を含めて端っこ2人の寝息といびきに絶えられなかったようだ。これなら、気兼ねせずに熟睡出来るというもの。
朝の目覚めはばっちり。同僚に聞くと、明け方のいびきがすごかったそうだ。僕は知るよしもない。むしろ、他の者のいびきが僕には気になった。
ホテルの窓から外を眺めた。さすが温泉地。至る所で。湯の煙が上がっている。空はどんよりとした曇り空。雨は大丈夫らしいと天気予報が伝えていた。
僕たちはバイキング方式の朝食へ赴いた。僕のおきまりコースは、お粥に、味噌汁に、のりに、梅干しに、卵に豆腐に、納豆に、黒豆に、すり大根に、ええい、おまけだと言うことで、ソーセージ数本と野菜を皿に盛った。ちょっと欲張りか?。お粥は大盛りでお代わりをした。どうも、昨夜は暴飲はしたが、暴食はしなかったと見えて、結構、お腹が空いていた。「今日も健康。朝食がうまい」ってところだ。
本日の予定は物産展等で買い物をして、動物を放し飼いにしている公園・・・・サファリーパークという所へ行って帰るらしい。アフリカ当たりの光景をテレビ等で目にしたことはあるが、直に見るのは初めてだ。
厳重の管理されたゲートが開き、マイクロバスは乗り込んだ。構内放送が流れた。「決してバスから外へ出ないようにしてください」。当然だ。そんな不心得者がいるんだろうか?。マイクロバスはあらかじめこしらえられた通路を低スピードで進んでいく。どこにも動物らしきものの姿が見えない。一体、どこに潜んでいるのやら?。僕たち、とっちゃん坊や達の一行は、動物の第一発見者となるべく、食い入るように窓ガラスから外を眺めた。誰かが、「いた。いた」と叫んだ。一斉に目がそちらに注ぐ。
動物たちは至って平気な様子。もう慣れっこになっていると見えて、何の警戒心もない。むしろ、怪訝そうに一瞥を投げる動物もいた。なるほど、飼い慣らされると、えさの心配がないから、動物たちも従順になるのか?。
ふと、人間社会の事を思った。いまじゃ、飼い慣らされた男達がわんさといて、山の神のご機嫌を伺いながら、日々、労働にいそしんでいる。これじゃあ、本末転倒だぜと言いたいが、いかんせん、XXの遺伝子を持つ女性達と違って、男はXYであり中途半端。いずれは、はかなく消滅していく運命に有りや否や?。恐らく、有りだろう。
又、人間の男達の精子は、あの原野で荒々しく生きている動物たちに比べて、数が減少し、元気もなくなっているそうな。これはゆゆしい問題だ。今や遅しと待ち構えている豊満に熟成した卵巣まで、元気でたどり着く、オタマジャクシがいなくなったら、男性無用論に発展してしまう。うんんんん・・・・・・。
この原因の一つとして、競争して強い子孫を残すという目的を人間社会が失ったことがあげられるだろう。競争がなければオタマジャクシも、のらりくらりで、ただ、あちこちを、さまようのみ。途中で行き倒れてしまう。悲しいぜ。
おっと、旅日記があらぬ所へ行ってしまった。事の真実は未来が明らかにしてくれるだろう。いみじくも、ある学者さんが言っていた。我々が未来に残すもの。それは「心」であると。「心」が受け継がれ、未来は益々進化していく。我々は今を生きる心の担い手だ。
弱くなった男の話は止めにしよう。六月のけだるさ。六月の憂鬱にさよならだ。
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