埃まみれのノートブック
Index|past|future
元気になったら何がしたい?といつだったか先生に聞かれた。 私は少し考えて、「逢いたい人がいるから、逢いに行きたいです」 と答えた。
明らかに一年前の私は今よりずっと幸せだった。 少なくとも死にたいなんて思いもしなかった。
何がどうなるのか分からないのが人生なんだよね。
もしも願いを叶えてもらえるのならば、時を戻して欲しい。 そしたらまた結局、幸せは終わって、辛い日々が始まるだけ、か。
けれどやはり時を戻して欲しいと願ってしまう。 あの頃は戦争も無かったね。
やっぱり私は今を生きるには、未熟すぎる。 「今」の時の流れは私にとって鋭利な刃物と同じ。 少し動いて少し触れるだけで、身体と心がズタズタに引き裂かれてしまう。
こんな「今」なら要らなかった。 いつか思い出になる日が来ると信じたいけれど、 そんなこと現実では考えられない。 一体いつまで苦しめと? いつまで悲しめと? あとどれだけ苦しめば神様は許してくれるの?
人に与えられた不幸と幸せの数は公平だって言うけど 全然公平じゃないよ。 私の人生、今まで明らかに苦しみと悲しみの方が多かったもの。 もうこんな不公平な世の中なんて要らない。 一人で拗ねてるのもバカらしい。
いい加減、もううんざりだ。 自分にも、そしてこの狂った世の中にも、ほんのささやかな幸せを 奪った残酷な神様にも。
|