埃まみれのノートブック
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特に何かをした訳ではないのに、 急に罪悪感が心を支配した。
何だろう・・・・上手く言えないけれど、 こうして生きて呼吸をしているだけで罪悪感を感じた。
私のような人間が存在していてもいいのかしら、と ふと、ほんの少しだけ頭をよぎった。
目の前にある物が何なのかよく判らない。 私は手の届かない物ばかりを追い求めて、 すぐ側にある大事な物を見落としてしまっている気がしてならない。
深い深い森。 一歩踏み入れたらそこはまるで樹海のようで。 後戻りする為に目印を付けなくてはならない。
先へ進んじゃダメだよと自分に言い聞かせる。 森は手招きするけれど、それには応じないよ。
後戻り出来ないところまでは足を伸ばさないから。
・・・負けない。 ・・・闘うから。
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