埃まみれのノートブック
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2001年10月26日(金) 雨の日に

雨の日に、
私の大好きなあの子はいなくなった。

呼んでも叫んでも、もう戻ってこない。

それ以来、暗闇が怖くなった。
夜中に涙が出て、電気を点けたままじゃないと
眠れなくなった。

あの子がいなくなる前の日に、その不安発作が
始まった。
あの子が私にお別れを言いに来てくれたんだと
勝手に思ってる。

あの日に降った大雨は、私とあの子の涙雨。

壊れそうになった心を優しい人たちが救ってくれた。
人を救うのは、やっぱり人なんだと思う。

でも夜は怖い。すごく怖いの。
誰かに側にいてほしい。
独りはもう嫌なんだよ。


Ira

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