埃まみれのノートブック
Index|past|future
時折鏡の中の自分を見ると 醜く見えてどうしようもないことがある。
だから私は鏡が好きじゃない。 昔から好きじゃなかった。
顔のことでは色々と言われた。 前にも書いたけど、何故か人に目を付けられ易かった。
自分では地味で目立たないと思ってた。 人にもそう言われたし。
でも、今の時代は目立たない事が目立つ理由に なってしまうのだ。何だか禅問答みたいだけど。
要するに。 みんなと同じじゃないから目立つのだ。
そこら辺にいる人たちは みーんな同じ顔をしている。
同じような服、メイク、髪型、表情。 そこら中にコピー人間が歩いてる。 挙句の果てに話す事まで一緒ときてる。 呆れた。ホントに呆れた。
私は人と同じ物がキライだ。 私は私だから。
なのに。 この国では「人と同じ」ことが良くて正しいという 風潮があるんだよね。
この国のそういう所が大嫌い。 鏡の中の自分を見るときと同じように 居心地が悪くてどうしようもなくなる。
|