オヤビン日記
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2008年06月08日(日) 瞼の母 千秋楽

終わったー。
わたしとしてはちょっとほっとした。
やっぱり追いかけたいんだけど、それはそれでたいへんだった。


カーテンコールの剛くんは
やりきった!っていう感じでとってもいい表情をしていて、
共演者の方々も笑顔いっぱいだった。
みんなの姿に感動した。

もうすっかりいつもの剛くんの表情で、
ニコニコしてた。
お手振りもしてくれて、
最初は頭の上で大きく振ってくれたんだけど、
後半は腰の横で両手をフリフリ。
もうそこに忠太郎はいなくて、かわいいいつのも剛くんだった。


剛くんってすごいと思う。
これだけたくさんの方々としかもベテランの方も何人もいて、
そんな方々と一緒のお芝居でしかも主役。
剛くんが一番頑張らないといけないから、
背中に乗っかってるものも大きくて重かったと思う。
よく乗り切れたなって思った。すごいよ。


あとね、双眼鏡で剛くんばっかり見てて、他の方のせりふは耳で聞いている状態だと
お芝居が全然心に響かないの。
なんか覗き見してるみたい。
確かに剛くんは格好よく見えるんだけど、それだけ。
役者さんとしてすごいとか全然伝わってこない。

だから、やっぱり剛くんが舞台の上で輝いていられるのは
共演者の方々とスタッフの方々のおかげなんだなって
双眼鏡を覗いて実感した。


共演の方々でわたしがいいなって思ったのは
夜鷹の神野さんと大竹しのぶさん。
神野さんは声といい、動きといい、ぴったり。
大竹さんは表情がよかったー!
うん、やっぱりいい役者さんだなって思った。

あと金五郎役の高橋長英さん。
いつだったか終演後に劇場の外で会って、びっくりした。
とっさに「すごくよかったです!」とか言ったんだけど、
気の効いたことが言えない自分にがっかり。
長英さんは舞台で見ると大きくて怖く見えるのに、
劇場のそとで会ったときは小柄で優しい感じの方だった。
お芝居の力で自分を大きく迫力のある人にみせちゃうんだもん、すごいよ。


お芝居の内容としては、せりふが分かりにくいのは自分に教養がないせいなのかな、
いい話なんだろうけど、いまひとつ心に響いてこないのが残念だった。
何回か見てから、ひとつのお芝居の中に色々な家族像や
様々な人生が織り込まれているんだって感じて、
それが忠太郎の気持ちとも繋がっていて、それは面白いなとは思った。

剛くんが出ていなければ見に行かないような内容だったから、
剛くんのおかげで新しいお芝居の分野に接することができたのは、
自分としてはよかったと思う。
でもね、やっぱりねー、今度はカツラ無しのお芝居を見たいな。
それは脚本や演出やお芝居が云々じゃなくて、
あくまでも私との相性のもんだいなんだけど。
感動したけどそれはあくまでも、いつも追いかけてる剛くんの姿を見ての感動と、
演じている人を見ての感動だったから、
今度はお話の内容でも気持ちを揺さぶられるようなお芝居を剛くんで見てみたい。



剛くんは色々な人とお仕事をして、色々なことを学んで、
そしてちょっとずつちょっとずつ前に進んで、成長していってる。
そこには剛くんの頑張りもあるわけで、
剛くんを見ていると頑張るっていうことがとっても素敵で大事なことなんだなって思う。
そんなことを感じた千秋楽でした。


一ヶ月間お疲れ様でした。






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舞台を見に来たたくさんのお友達と再会できて、とっても嬉しかったです。
忙しい中お時間を作ってくださり、ありがとうございました。
今度会うときはライブ会場だといいな。
こうしてたくさんの方にめぐり合えたのも剛くんのおかげなんだよね。
ありがとう。


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