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くまおが「結子ちゃんが来ないなら舞台挨拶は行かない」と言ったので、 めずらしく舞台挨拶には行かず、 公開初日の19時30分からの上映を見てきた。
CMを見ただけでストーリーが全部分かっちゃうんじゃないか って思っていたけれど、そんなことはなくて、 ちょっと意外な展開だった。
最後は号泣するかと思ったし、 周りの方はけっこう泣いていたみたいだけれど、 くまおも私も涙は出なかった。
もうちょっとジーンとくるかと思ったのに、 そうでもなかったね。 というのが2人の共通した感想だった。
でも、映画はとても面白くて、 上映時間が長かった(2時間半くらい?)のに、 わたしは一回もお菓子を食べず、あくびもせず、お茶も飲まず、 映画の世界にのめりこんでしまった。 こんなこととっても珍しい。
わたしは大正時代の豪華な暮らしぶりがとっても興味深かった。 ほんとうにああいう暮らしをしていた人たちがいるんだよね。 すごいね。
映画を見終わって数時間とか数日経ったときに、 日常生活の中でふと映画のシーンを思い出して 気持ちが暖かくなるというか懐かしくなるというか 映画の世界に戻ってしまうような感じがすることがある。
でもそういう映画はめったになくて、 最近ではハウルぐらいなんだけど、 この「春の雪」は「そういう映画」だった。
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