オヤビン日記
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2005年10月29日(土) 春の雪

くまおが「結子ちゃんが来ないなら舞台挨拶は行かない」と言ったので、
めずらしく舞台挨拶には行かず、
公開初日の19時30分からの上映を見てきた。


CMを見ただけでストーリーが全部分かっちゃうんじゃないか
って思っていたけれど、そんなことはなくて、
ちょっと意外な展開だった。

最後は号泣するかと思ったし、
周りの方はけっこう泣いていたみたいだけれど、
くまおも私も涙は出なかった。

もうちょっとジーンとくるかと思ったのに、
そうでもなかったね。
というのが2人の共通した感想だった。

でも、映画はとても面白くて、
上映時間が長かった(2時間半くらい?)のに、
わたしは一回もお菓子を食べず、あくびもせず、お茶も飲まず、
映画の世界にのめりこんでしまった。
こんなこととっても珍しい。

わたしは大正時代の豪華な暮らしぶりがとっても興味深かった。
ほんとうにああいう暮らしをしていた人たちがいるんだよね。
すごいね。



映画を見終わって数時間とか数日経ったときに、
日常生活の中でふと映画のシーンを思い出して
気持ちが暖かくなるというか懐かしくなるというか
映画の世界に戻ってしまうような感じがすることがある。

でもそういう映画はめったになくて、
最近ではハウルぐらいなんだけど、
この「春の雪」は「そういう映画」だった。





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