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10日くらい前に、入院中の父が肺炎になった。 正直いよいよかと思って泣いた。
幸い肺炎の症状は改善したから、今はちょっとだけ安心。 でも、もう筋力が衰えてきて自分で物を飲み込むのは難しいとのことで、 食事はやめることになり、点滴で栄養を取っている状態。 それに血中の酸素濃度が落ちてきてたので、 鼻から酸素を吸入している。
パーキンソン病の症状が出て3年くらいかな、 入院してもう1年半になる。 ここ1年は筋力が落ちてきて寝たきりだし、 ここ数週間は物を飲み込めなくてむせることも増えていた。 痴呆の症状もかなりあるし、 発声も不明瞭だから意思の疎通はほとんどできない。
ものすごく悲しいけれど、現実として受け入れなくてはいけない。 あと1年ちょっとで80歳なんだけどな…
それよりも困ったのは母のこと。 肺炎と聞いた途端もうだめだと思い込み、泣いてばかり。 さらにわたしとの話題と言えば父の葬式のことばかり。
くまおと私と3人で8日に会ったときに、 「葬儀のことは僕とchappyとで全て仕切りますから、 お母さんはお父さんのそばにいるだけでいいですから。」と くまおが言ってくれたのに、それでも安心できないらしい。
母は誰に連絡するかはもちろん、 葬儀屋や葬儀の場所、さらには祭壇や霊柩車まで、 既に葬儀屋に行って全部決めてきて、 お金も準備できたと言っている。
そこまで準備できているのに、まだ そのときになったらどうすればいいのか。 私は喪主なんてできないからくまお君にお願いする。 当日は何人来るのか。食事は何人分頼むのか。 誰はどこに泊まるのか。喪中の葉書は誰に出すのか。 などなど電話で延々と葬儀の話をして、 挙句には「くまお君と3人でもう一度葬儀屋に行く」という。
葬儀の生前予約が大事だというのは分かるけれど、 今からこれ以上何をどう準備するというのか。
くまおはそんな母に「それはもう病気だよ!」と腹を立てている。 くまおだって私だって、葬儀屋に行く時間があるくらいなら 父のそばにいたい。
母も74歳で一人暮らしなんて不安だろうし、寂しいと思うけれど、 ここまで取り乱されると私だって支えきれない。 泣いてばかり、葬儀の話ばかりでは会う気がさらに失せてしまう。 ずっと仲が悪くて私が寄り付かなかったから、 母が信頼してくれていないみたい(実際母にもそう言われた)。 ひとりっ子ってこういう時にいやだな。
幸いくまおは私と逆でとても楽天的だし、 くまおのお母さんも私の愚痴を聞いてくれて アドバイスをしてくれるから救われる。 あんなにいやだった仕事にも救われている。
そんなこんなで、いつもの生活に加えて 片道1時間半かけて病院へ行ったり、 電話で母の話を聞いたり、父のことを考えたりと、 身も心もぐったりしていて 日記を書く気になれなかった今日この頃。
でも、仕事は居眠りしながらもなんとかやっているし、 映画も見に行っているし、習い事も続けているし、 もちろんSMAPのテレビも見ている。
辛いからといって家で泣いているだけじゃなくて、 ちょっと無理をしてでもいつもどおりの生活をすることで、 辛いことにも潰されずにいられるんじゃないかなって思っている。
長々と失礼しました。 日記を書いたらちょっとすっきりしました。
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