学校はもうすでに夏休みに入りました。 ”日本語ぐるりっと”の教室はといえば、夏休みこそが最も忙しい時期となります。 9月から入学する生徒や、学校に行っていてもまだ日本語力が十分でない子ども達にとって、この時期はとても重要です。 普段は閑散(!?)としている”ぐるりっと”も、そんな訳で、7月から8月にかけては保護者に連れられた生徒達で賑わいます。 ”ぐるりっと”の教室が共に大切にしているのは、保護者達の出会いです。ここで、自分達と同じような境遇の家族と出会うことで、子どもだけでなく、大人も安心感や連帯感が得られるようです。そして個人的なお付き合いが始まるケースも見られます。 教室がセンター方式でおこなわれる際の特徴のひとつと言ってもよいでしょう。 学校や教育委員会の方々にご理解いただきたいことのひとつに、「子どもにまず日本語をしっかり勉強させたい!」と思っておられる保護者が多いということです。それを拒む理由に「まず学校へ!教育は学校で!」という社会通念があるような気がします。 子どものこれからの人生、異国で自主性を養う最初の時期に、何がより有効なのか、日本の学校教育の枠だけで判断することには無理があるのではないかと思います。
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