2005年05月31日(火) |
大型一種免許合格!! |
私は大型一種免許試験を今まで7回受けているが、8回目のこの日は決めてやると熱く燃えていた。試験は午後からだった。着いてまず昼食をとり貸車券を買った。しばらくして証紙購入売り場が開いたので証紙を購入した。しばらくして待っていたら前々回、前回と一緒に受けたおじさんが来た。挨拶をし、しばらくお話をしていたら遂に試験受付窓口が開いた。書類を提出しコースと番号が決まった。私は前々回前回に引き続きまたまた3号コースで2番、あの方は2号コース1番と決まった。待合室に行ったら戸塚自動車学校の先生方がいた。待合室で皆とお話をしていたらしばらくして試験官が来た。初めての試験官だったが、いきなり「コースは覚えていますか?」ときいてきて殆どの受験者が覚えていないのを知るとがっかりしていたので「厳しそうな試験官だ。今日もまた落ちるかもしれない。」と一瞬思った。また、他の受験者が質問してきた際に私はその質問に答えてしまい、そういうことは受験者間で話すよう言われてしまった。そして試験開始、私は2番なのですぐに発着所へ行かなければならなかった。ちなみに2号コース1番のあの方はというとノーミスの完走だったらしい。私は3号コース1番の方がすぐに終わったので早くに私の番になった。「とにかく、前回の反省を活かしながら受けよう。」そう思いながら車に乗り込んだ。いつものように生年月日と氏名を伝え、ミラーと座席とハンドルをチェックする。それらの準備が出来てからギアをニュートラルに入れてクラッチとブレーキを踏みながらエンジンを始動しサイドをおろしギアを2速に入れてから発進する。これもいつもと一緒だ。だが慣らし走行で1回目のガクンブレーキをさせてしまった。これはノーカウントだが落ち着くように言われてしまう。やがて慣らし走行から採点開始となり、1番交差点を左折し40km指定の道を走り徐行標識の道を徐行し徐行路を抜けメリハリをつけ、そして踏切に入る。だがそこの左折曲がり角で少し膨らんでしまい、違和感を感じた。踏切を無事に通過し左折もうまくいったが、その出口の右折で少しぐらつき、またも違和感を感じてしまう。見通しの悪い交差点、クランク、坂道発進、S字と難なく通り過ぎたが、7番交差点前の一時停止でまたもガクンブレーキをさせてしまい「こらこら、なにやっているんだ。」と言われてしまった。その後の課題速度45kmも障害物回避も難なくクリアしメリハリをつけながら走り、いよいよ方向変換へ突入した。方向変換路で左に寄せ、頭を右に傾け方向変換を開始する。難なく入り、後は出られるところまで入れればよいのだが私は後ろを見るとまだポールと車の間が大きく開いていたのでまだまだいけると思いながらバックを続けた。すると「いつまでバックしているの?これはトラックなんだから出られるところまで入れればいいんだよ。バスはちゃんと入れないと出られないけど。」といわれたのですぐに停車させた。そして肘を上げるななどいろいろ言われてしまった。「さあもうすぐだよ。慎重にいけよ。」といわれたので最後はやけに慎重になっていた。無事に完走したが試験官からガクンブレーキと違和感があったところ2ヶ所を指摘された。そして「8回も受けているんだね。」とも言われた。「完走はした。だからわからない。」そう思いながら発表を待っていた。戸塚の先生方に「完走はしました。ですからわかりません」と報告した。発表を待ちながら私はあの方と2人で他の受験者の様子を見ていた。何人かは完走しているようだが、何人かはクランクで乗り上げたりして途中で中止になった人がいた。だがこの日は発表まで長く感じた。この日は私、他の受験者からかなり期待されていたらしい。後で聞いてよかったと思った。そしてやっと全ての試験が終わり、試験受付窓口へ向かった。先ずは2号コースの発表があった。あの方が受かった。2号コースはその方一人だけだった。だが3号コースはまだのようだ。そしてやっと「お待たせしました。大型一種3号コースを受験された方、2番窓口へお集まりください。」という放送が流れた。そして・・・・・・「先ずは合格者から発表します。2番のtoshiさん(勿論本名で)、○番の○○さん、以上2名の方合格です。」・・・・・・この瞬間は言葉が出ず試験官に深々と黙礼をしただけだった。もう一人3号コースを合格をされた方は1回目の受験で合格だったので私はそっちの方を大喜びしてしまった(他の受験者からどうやら笑われていたようなので今考えるとやはり恥ずかしい)。ここからの説明が書かれたカードを渡され安全運転を心がけるように言われまた深々と黙礼した。そして1,650円の証紙を購入し戸塚の先生方にお礼を言った後、2階へエスカレーターで上ったらあの方が待っていてくれていた。ちなみにその日は結局大型一種は2号コースと3号コースをあわせて合計25人位の受験者がいたが合格者は私を含めて合計3人だけだった。しばらく待っていると申請書と免許引換券を渡され、引換券に住所や氏名を書き証紙を貼り、そして写真撮影をした。1号館1階へ移り、引換券を持ちまたしばらく待った。やがて免許が出来上がった。「普通」の右隣に「大型」という文字が刻まれた運転免許証である。外を出ると美しく夕焼けが輝いていた。2005(平成17)年5月31日、この日はこの私に良い思い出が出来た。これで私は大型トラック、10tトラックや10tダンプも運転できる。大型の白ナンバーバスもマイクロバスも運転できる。あの車も、この車も・・・・・・。私はあの方と喜び合いながら一緒に帰った。途中で再会を誓い合い別れて帰った。私はこの美しい思い出を忘れずに安全運転を心がけたい、そしてこの免許で何らかの役に立ちたい・・・・・・そう思いながら美しい夕焼けを浴び、一人帰っていった。
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