ペックのお気に入り
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2004年01月07日(水) |
MBA番外編・その3 |
今日のお気に入り・・・『 SONYの出井会長 』
今日の日経より。SONYの出井さんが、米ビジネスウィーク紙で「ワースト経営者」に選 ばれたらしい。SONY好きの私としては「ん〜ん(?)」って感じ。数年前はベスト経者者 に選んだくせに、白状と言うか、マスコミって現金なものだよね(呆)...確かに去年の「ソ ニーショック」から同社の現況を見ると、経営戦略の転換期に来ているのは分かるけど 何も「ワースト」って言葉を冠して批判される理由は無いと思うよ。まぁそれだけ注目度 が高い日本を代表する国際優良企業の証ってことだけど。私的に今のSONY商品を見 る限り、井深・盛田両氏が創業時に掲げた「ソニーイズム」は失われていないと思うよ。
ただね、メーカーが提案する商品のコンセプト&機能が優れていても、肝心のユーザー が支持してくれないことには始まらないんだよね。最近は若干、その点でズレが生じて きているのは確か。同社の場合、ビデオで性能が優れた「ベータ」が松下陣営のVHS に破れた苦い経験を糧に、80年代後半からMDやゲーム機、ノートPCなどで成功を収 めてきた訳だけど、ここに来てまた同じ過ちのスパイラルに陥ってしまったようです(寂)
◆ 2、3年前のITバブルでは、「メルチメディア」がキーワードだったけど、一般消費者レベ ルでは難しかったみたいだね。ゲームソフトなんかもそうだけど、ある程度の高度な段 階まで進むと、最後は「マニアの領域」まで達してしまい、一般消費者は興味を示さなく なるんです。例えばPCにしてもゲームにしても、大多数の機械が苦手な一般消費者は 最新や高機能でなくても「必要レベル」の機能を備えた商品であれば満足しちゃうのよ。
音楽だって同じだよね。「売れてる音楽=素晴らしい音楽」って公式、必ずしも当て嵌ま らないでしょ。多様な音楽を経験するほど、一般ウケする俗っぽい音楽が嫌になる(笑) ・・・「嫌になる」は語弊があるかな。満足出来なくなる、音を楽しめなくなる、ということ。 ◆◇『2003年のマイ・ベスト・アーチスト』(洋楽) 番外編・その3 Pearl Jam / Riot Act Third Eye Blind / Out of The Vein Jane's Addiction / Strays Dido / Life For Rent
・・・パール・ジャムは一昨年の持ち越し。この世代で唯一キャリアを重ねる真摯な姿勢 には敬意、グランジの域を超えた素晴らしい作品だね。静寂で繊細、かつ強靭なロック です。サード・アイ・ブラインドはアルバムとして纏まりの良い作品。少しパンチが足りな いけど、ご機嫌なポップ・ロックを聴かせてくれます。「Blinded」は名曲♪ ジェーンズ・ア ディクションはさすがジャンルの大御所、ペリー・ファレル様って感じ(笑)全盛期を彷彿 させる高揚感、これぞ「元祖」オルタナティヴですよ。懐かしかったネ。ダイドは今作も無 難に良質な作品を提供しているね。個人的には1stの方が好きだけど、セールスも考慮 すると次点は外せないかな。着実にジャンルに於いて確固たる地位を築いているよね。
◆ 去年を総括した『2003年 ペックの50の出来事』は週末に発表しますね。今年の目標 が「余計なことは口出ししない」って方、待って下さいね(?笑) それでは、また明日。。。
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