ペックのお気に入り
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2003年06月10日(火) |
Metallica前夜祭 |
今日のお気に入り・・・『 Metallica 』
只今のBGMは、夜の11時過ぎなのに、Metallicaです。一応、マナーとして重低音は控 えめに聴いているけど、もし欲望のままガンガンにかけたら、かなり迷惑な音だね(笑)
それも今日は超久しぶりに、『Ride The Lightning』なんか聴いています(懐)...彼らがス ラッシュ全盛な頃の音源、ジェームズのヴォーカルも、驚いちゃうくらい「若い」よね。そ れに今更ながら聴いてみると、やっぱり自分も若かった「当時」を思い出しちゃうよ(笑)
・・・もちろん今夜は、『Master of Puppets』から、『...And Justice For All』へと続きます。
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Metallicaが『...And Justice For All』で大ブレイクして、一般にヘビィ・メタルが市民権を 得た頃、、、既に彼らは「スラッシュ・メタル」への拘りから半分脱却していたよね。皮肉 にも一般にブレイクした切欠は、スラッシュからは程遠い名曲「One」だったり。・・・まる でLed Zeppelinの「Stairway to Heaven」を彷彿させるような美しさ、、でも、その歌詞の 内容は、自らのポリシーを捨て「禁断の果実」を掴んでしまったかのような、全く光の見 えない暗黒の世界から、更なる「復活」を乞うが如し。 ん〜ん、確かにこのアルバムは 大好きなんだけど、、この「One」一曲が存在するがために、全体の印象が全く違ったも のに感じるんだよね。・・・彼らの転換期を予兆するような、バンドの苦悩を象徴する曲。
実際、その後に3年の月日を経て、世に送り出されたのが、音楽性もガラリと変わった ブラックアルバムこと『Metallica』だったよね。何度も言うとおり、当時流行ったグランジ に触発されたこの作品、、、ん〜ん、私は正直、あんまり好きじゃないアルバムですね。 勝手に「メタリカ=スラッシュ」と定義していたもんだから、最初、「Enter Sandman」を聴 いた時には、なんか複雑な心境でしたね。確かにイイ曲なんだけど、「本当にコレでい いの?」って感じの戸惑う気持ち、、、まるで一過性のグランジという音楽に、彼らが魂 を売ってしまったかなようなショックな気持ち。・・・彼らには「頑な」なイメージを持ってい たので、大袈裟だけど(笑)、「最後の砦」を壊されたかのような、喪失感を覚えたよね。
・・・私は今でこそ『グランジ大好き人間』だけど(笑)、実は駆け出しの頃のニルヴァー ナを筆頭に、当時はこのジャンルに対して、かなり偏見を持っていました。・・・「グラン ジは演奏が下手な奴等がやる音楽、、メタルをやる奴等こそロックを演奏するミュージ シャンのエリート中のエリート」、みたいな感じにネ(恥)・・・「若気の至り」っていうのか な、20代前半のメタル野郎なんていうのは、大概、その他の音楽を軽蔑して見ちゃう んよ。・・・「テクニカル」「ヘビィ」「速い」なんて言葉が大好き、素晴らしいロックの尺度 は、いかにそれらを完璧に満たすか?ってこと。・・・要はカッコ良ければイイんよ(笑)
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だから今でも時々当時の血が騒いで、今日みたいに「深夜にメタリカ」のシチュエイショ ンにて、究極的にテクニカルでヘビィで速い、当時の彼らのメタルを聴きたくなるんです よね。・・・でも今回の新作はどうなんだろう?多分、明日には自宅にアマゾンから配送 されてくるみたいなので、ホント、今から楽しみですYO!♪ ・・・それでは、また明日。。。
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