ペックのお気に入り
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今日のお気に入り・・・『 ある天才ライダー(悲)』
突然だけど、「尾崎豊」について。・・・私ペックも含めた今の30代前後の世代って、当 時、彼が歌った「歌詞の背景」をリアルタイムに体験した世代なんです。・・・校内暴力 や万引き、トイレで隠れて吸うタバコなど、当時の「荒廃した公立学校」を社会問題とし て、かなりクローズアップされた時代の話、、、いわゆる「不良」っていう、今では死語に 近い言葉が使われた世代なのかな(懐)・・・(私なりの解釈だけど)尾崎はそんな時代 に生まれた「不良少年の代弁者」の如く、先生には反抗的な態度を取る彼らの心を射 止めて、、、未熟だけどストレートで反骨的な「彼らのぶつけようのない怒り」を、歌に込 めていたんだよね。・・・実際、周りにも彼に共感する不良少年は多かったし、何故か不 思議と尾崎について語ると、彼らは(自分の事のように)熱弁を振るっていたんですよ。
私ペックはというと、当時は渡辺美里や岡村孝子、TMネットワークやBOOWY、レベッ カが大好きだったかな。もちろん尾崎も好きだったけど、彼の歌詞も含めて好きに思 えたのは、高校に入ってから。ジャンルが全く違う、Xもそうだったけど、、、あんまり当 時は音楽に対して、歌詞や音に対して、こと細かく真剣に考えたことって無かったんで すよ(恥)・・・メロディが良くて、耳に心地良ければ、「それでいいや」って感じかな(笑)
そんな自分でも、大学に入った頃には、かなり音楽にハマっていまして、一般的な邦 楽を一通り学んだ後に、それを通り越して「洋楽」にも、高校時代の後半辺りから好き になっていたんです。自分で言うのもなんだけどさ、かなりの「音楽バカ」だったネ(笑)
当時は物凄い夢中になって、池袋の『タワレコ』や『WAVE』へ、クイーンやニルバーナ のCDを買いに走ったものです(懐)・・・大学時代から一人暮らしと汚れなバイトを始め たでしょ、、、金銭的にもちょっと余裕が出来て、勉強と併行して洋楽にドップリ浸かる 環境が整ったんだよね(喜)・・・多分、今以上に速いペースでCDを買っていたと思う。
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そんな私の大学時代、かなり音楽的にも個人的にもショックだった出来事が、冒頭にも 採り上げた、尾崎豊の死なんです。・・・私が大学に入った直後の1992年4月だったか な、(あまり詳しく語りたくないけど)彼は変死を遂げたんだよね(涙)やっと彼の音楽を 理解し始めた頃だっただけにかなりショックでした。実は以前に「Love Way」を聴いた時 から、嫌な予感がしていたんだよね。・・・あの悲劇の直後に『放熱への証』をリリースな んて、本当に皮肉な話だったよ。「享年26歳」の早過ぎる死、今でも悲しい思い出です。
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何故、今さら「尾崎豊」を採り上げたかと言うと、、、今日、また一人「享年26歳」で悲し い死を遂げた、一人の『天才ライダー』が居たからです(涙)・・・知っているヒトも多いか もしれないけど、GPライダーの加藤大治郎君が、20日未明に亡くなったそうです。私 の彼への思い入れは、以前にこの日記で語った通りでして、、、モータースポーツを愛 した一ファンとして、実は今でも自分の中で彼の存在って大きかったんですよ。それに 実家が埼玉の浦和っていうのも、なんか親近感を感じたしね。・・・ロックの尾崎豊とは ジャンルこそ違うけど、彼は世のバイク好きな少年たちの「夢」だったと思うんだよね。 ・・・彼自身はもちろん、関係者の人達の「無念さ」を思うと、本当に心が痛みます(涙)
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正直、こんな形で彼らを結びつけて書くのは、非常に不謹慎だと思ったんだけど、この 日記を読む一人でも多くのヒトに、彼らの存在を記憶して欲しいと思ったから、敢えて書 くことにしました。それと、やっぱり「自分のため」にね。だって、時間が経てば悲しい記 憶も風化してしまうものでしょ。それじゃ、いけないよね。・・・志半ばで挫折せざるを得 なかった、彼らの「無念な想い」、、ファンなら絶対に忘れちゃいけないと思うんだよね。
・・・心よりご冥福をお祈り申し上げます。大ちゃん、沢山の感動をありがとう(合掌)。。。
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