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2003年02月27日(木) グランジ・ムーヴメント

今日のお気に入り・・・『 Pearl Jam 』

J-WAVE、中山智保子さんの番組『エンターテイメント・エキスプレス』では、近々来日
公演をするPearl Jamが特集を組まれていたね。仕事から帰ってお風呂に入りながら
気分よく番組を聴いていました。私ペックもオススメの8枚目のアルバム『Riot Act』に
ついて、エディ・ヴェダー自らがインタビューに答えた、非常に興味深い内容でしたネ。
・・・彼らにしては珍しい「Love」が使われている今作の歌詞。・・・フフフ、なるほど(笑)

彼らも含めた90年代初頭の『グランジ・ムーヴメント』は私ペックにとって、既成の音楽
概念を覆す、かなり衝撃的な事件だったんですよ。・・・話せば長くなるんだけどさ(笑)
私がHR/HMというジャンルに対して一番感動を覚えていた時期に「突如起こった大地
震」って言えばいいのかなぁ(?)・・・思えば、ウチらの世代がリアルタイムに体験した
ロック・ムーヴメントと言えば、やっぱグランジなんだよね。・・・少なくとも私にとっては。



・・・・ヤバ、ちょっと脱線したかな(苦笑) まぁいいや、今日は『グランジ』がテーマです。

先ず冒頭に挙げたPearl Jamなんだけど、私個人は、彼らの音楽ってグランジとは思わ
ないんです。シアトルの同世代のバンドよりも、フォークやブルース、そしてパンクの要
素が強いから、「グランジ」として扱うことに抵抗があるんです。たまたま同じ時期に同じ
シアトルから出てきたもんだから、同じようにブレイクして「グランジ」というジャンルに括
られてしまったと言うか、もっと彼らは音楽的に懐が深いと思うんだよね。実際、他のグ
ランジ・バンドが解散したり消滅してしまった今、こうして8作目の素晴らしい作品をリリ
ースしているのも、彼らのそんな音楽的な懐の深さが根底にあるからだと思うんです。

次にNirvana。正にシーンの象徴として祭り上げられてしまった、ある意味とても不幸な
バンドだと思う。そもそもグランジという音楽自体、それまでのHR/HMへの「アンチテー
ゼ」として存在するからこそ意味があったのであって、それが結果的にシーンの主役に
なってしまったことが、最後までカートを悩ませた一番の原因だと、今でも思うんですよ。
・・・もちろん「Smells Like Teen Spirit」は、ロック史上に残る永遠のマスターピースだネ。

私が一番好きな、Alice In Chains。(何度も言っているけど)アルバム単位なら、『Dirt』
は『Nevermind』を超える名作だと思う。音的にはグランジというより、変形メタルと言っ
た方がいいかな(笑)あの妙に歪んだ廃れた音、でも美しさも併せ持っている矛盾した
感覚、正に麻薬性を持ったロック・サウンドってコレだと思うよね。あくまでも個人的に。

忘れちゃいけない、Soundgarden。とにかくストイックだよね。彼らの音作り、私は大好
きです。ヘビィでダークで、荒々しくて、それにとっつき難い捻くれたメロディが、奥深く
て面白いんです。・・・やっぱクリス・コーネルはaudioslaveじゃなく、こっちでしょ!(笑)

シアトルじゃないけど、Stone Temple Pilots。う〜ん、『Core』も『紫』もハマったよネ(懐)
当時の私ペック、実はアリスの次に好きだったのが、L.A.出身の彼らです。よく「シアト
ル勢への回答」みたいな形で紹介されたもんだけど、彼ら独特のスピード感やクリアな
音の感じが好きでした。・・・同時期に、シカゴからSmashing Pumpkinsが登場したように、
ロスから「シアトル・グランジへのアンチテーゼ」として登場したのが、彼ら。(私の解釈)



・・・・・もうこんなもんでイイかな。「今さら、グランジ?」ってか(苦笑) ・・・それでは。。。


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