今日のお気に入り・・・『 Ｊ−ＷＡＶＥ 「ジャム・ザ・ワールド」 』

普段は聴かない、Ｊ−ＷＡＶＥ「ジャム・ザ・ワールド」を聴いていました。この番組は昼
の「プライム・アングル」同様、いわゆる時事ネタを中心にした番組。勉強になります。
今日は、同時多発テロで戦地に夫を送った「妻の心境」を中心にした題材･･･実際にあ
る妻のインタビューを交えた放送でした。「強いアメリカ人」「誇り高き軍人の妻」って内
容は、日本人からは程遠い考え方で、市民レベルの「アメリカの強さ」を感じました。

９月１２日の日記を見れば分かる通り、個人的にかなり今回のテロはショックでした。
２ヶ月の月日が経とうとしている今、事件に対する心境も自分の中で変化しています。
･･･「常識」に対する考え方、先進国と途上国の考え方の違い．．．もちろん、前者の
考え方が一般的な日本人の考え方だよね。先進国の環境の上に成り立った考え。

「常識」とは？･･･それぞれの環境の上に成立つ考え方だよね。先進国の殆どが「アメ
リカナイズ」された環境下にあります、もちろん日本もね。当然、それ以外の人間にと
っては別の常識が存在するわけです。宗教を中心とした精神世界なら、なお更です。

見解･･･今回のテロの被害者に対しては、もちろん理不尽な不幸な「死」を哀れむ心境
に個人的に変わりはありません。ただ、時間が経って冷静に考えると、彼らの死はた
またま「先進国」に生まれたから、不幸な死に見舞われた上でクローズアップされてい
るという現実があるわけで．．．アフリカを中心とした途上国の人々の中にも、飢餓や
内戦によって「先進国に無視された」無念の死を迎えている人が沢山いるんだよね。
･･･そんな人達の死を知らずに、自分たちは「楽しい日常」を送っているわけです。。。

いったい、先進国と途上国のそれぞれの人達の不幸な「死」に、何か違いがあるのだ
ろうか？「命」の価値に人間的な差は存在するのか？難しいよね、同じだと思うけど。
･･･地球上に存在する「生命体」の死としては、両者の間に「死」という現実は変わらな
い。仮に虫であってもそれは同じだよね。人間に「理性」があるから特別に思うだけ。

何が言いたいか？･･･誰もがそんな不幸な現実を見過ごして生きてく「宿命」にあると
いうこと．．．テロの被害者をいくら悲しんでも、現地に救援に行く行動を起こさない限
り、所詮は安全で無力な先進国に住む自分．．．嘆きつつ、現実に妥協する「葛藤」。
･･･人間誰もが、そんな理想と現実の「矛盾」に頭を悩ませているはず。要はそこから
何を学んで自分のこれからの人生に活かしていくか、だと思う。不幸な現実から目を
背けず色々悩み考えることで得たものを、人生の「糧」にすることが大切だと。。。

以上を総括すると、人間ってやっぱり「罪な生き物」だよね。結局、自分なりの「妥協」
をして納得している。そうしない限り、自分が明日に向かって「前進」できない訳だし。
･･･時が経って記憶を風化させるのも、そんな人間を前進させる「本能」からかもね。

･･････重かったね、今日は．．．また明日から『音楽日記』に戻ります。。。

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