スイッチ。
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2006年08月17日(木) デート。


 初めての平日休暇。
 家でのんびりしながら、さとみの誕生が近づいてきたことに気づいた。


 日曜日はリョウちゃとのデートやった。
 リョウちゃんは前の日会社の飲み会やったけど、
 それでも朝から待ち合わせ場所にちゃんと来てくれた。

 朝ご飯食べてないリョウちゃんに付き合ってファミレスに行って
 あたしはマンゴー味のかき氷を食べた。
 量が多くて最後まで食べきれんくて、リョウちゃんが手伝ってくれた。

 この日は二人でのんびりするって決めとって
 お互い実家やし?でもあたし聞いとらんやったし驚いてしまったというか
 ・・軽く、ショックやった。

 抱きしめられるのは嬉しかったし
 リョウちゃんとキスするのも嬉しかった。
 リョウちゃんの鼓動がドクドクっち高まっていくのも、
 あたしといるからだって思えた。

 「リョウちゃんが好き。

 って勝手に口からこぼれてきた。


 リョウちゃんはどんな気持ちでいたかはしらんけど
 あたしはのんびり進んでいきたいっち思いよった。
 これからリョウちゃんとは色んな「初めて」が待ってるんやし
 その度に2人でワクワクしたりドキドキしたりしたかった。

 リョウちゃんが最後の人って決めとったから。

 さとみは何でそう他に出会いがあるかもしれんのに
 決めきっちゃうん?って言ってたかな。

 でも、あたしは色んな人と付き合うよりも、
 一人の人とずっと一緒にいたいもん。



 どっかで、中村サンとのことを思い出してしまった。
 また ああいう風になっちゃうんかなって思うと悲しくなった。

 リョウちゃんだけは違うって、そう思いたかったんに・・。

 リョウちゃんはしばらくしたら一人でAV見だしてあたしはほっとかれて
 眠たくなって少し寝て起きてもやっぱり独りぼっちで。
 そっか、リョウちゃんはあたしがどんな恋愛してきたとか知らんのよね。
 だから仕方がないんかなあ。
 リョウちゃんの恋愛のスタイルっていつもこんな感じなんかなあ。
 でも、やっぱりわからんよ・・。
 
 気がつくと涙が溢れてきて
 リョウちゃんはあたしに気づいて、あたしの腕をつかんだ。

 「どうしたん??

 「リョウちゃんがほっとくからでしょーが。

 ウザイって思われてもいいって思った。
 今言わなきゃ、これからもこれが続く気がしたけん。

 「・・ごめん。

 「やだ、触らんで!もう、あっち行って!リョウちゃんとか好きじゃない。

 「ごめん・・ごめんね。





 これがリョウちゃんとの3回目のデート。


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