スイッチ。
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最近中村サンかなり暇そうなんですけど。 ホールで和美たちと勉強しよったら きまってウロウロしてる姿を見かける。
今日も明らかに中村達也その人がいて、 目が‥合ってしまった。
あたしは気づかないフリして勉強に励んだ。 見つかったらコアラのマーチまた強奪されるし。 こぁぃ こぁぃ。 つーか、西武優勝したんやからコアラのマーチくださいな。(○`ε´○)
そしたらメールきた。
「何しよんよん4?」
・・最後の4はなんですか?
再試受けてホールに戻ってきたら 中村サンが来た。 あたしのトコに、じゃない。 例の告られてちゅーして振ったけど、 やっぱ付き合うことにしてやっぱやめた美人の一年生のトコ。
「オレそろそろ帰るぞ。」
「あーん、待ってーぇ。(甘々系。」
・・・やっぱ付き合いだしたの?
にしてもだ、 明らかにあたしおるのわかってて 挨拶もナシに帰るとはどーいうことだあ!!
顔がカッカして、胸が痛くなった。 ヤキモチってこういうコトかぁー。
帰りメールきた。 明日8時までに行かないけんくて、 途中からバス通学の中村サンにバスのダイヤ聞いてたんだっけ。
結局いつものように電車で行って駅から走るのが賢明やねーっ ありがとねーってメールしたら電話がかかった。
「お前明日何時起き?」 「5時。」
「早くねーか?(笑」 「早く起きないとダラダラして起きれんくなるん。」 「そっか。んじゃ6:15に起こして。」 「いいけど、早くない?」
「お前、送ってってやるよ。」 「えっ、悪いしいーよ。」
「いや、おれ明日実習の当番やき8時半までに学校いかないけんとね。8時も8時半もそうかわらんやん?やき起こしてくれたら連れてってやるよ。」 「まじー?ありがとー☆」
「しっかり起こせよ。無理やったらいつものよーに電車でいけよな。」 「りょーかいです☆」
ってなわけで上手くいけば送ってもらえるかも。 ラッキーだなあ。(*´−`*)
しっかし、中村サンは大変だなあ。 あたしのことかまって、美人一年生のことかまって。 不器用なくせに。(笑
そうやって、あたしを繋ぎ止めてるつもりなんだろね。
あたし、なんか吹っ切れちゃったんだ。 昨日のことがあったからかもしれんけど これ以上中村サンのことを好きになれないコトに気づいた。 へたしたら嫌いになっちゃうよー。ハハハ(笑えない。
中村サンに対する「好き」は恋愛感情もかもしれないけど、 人間的スキと友達的スキと家族的スキと複雑に色んなスキが絡み合ってる。
ようするに中村サンがスキ、にはかわりないんやけど。
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