スイッチ。
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今日は学校でパンを作った。 班の子はみんな明るくてハイな子ばっかやけん めちゃくちゃ笑ったし楽しかった。
放課後和美とパソコン室で課題やりよったら電話。 ・・中村サンだ。
車で来てるらしく、 よかったら送るよーって。 お腹減ってるっつーからパンあげるって言ったら ホールから6階までしっぽふってやってきた。 久しぶりに、顔見れた。
「さーんきゅ。^^んで、帰りどーする?」
和美と帰ろうと思ってたから断った。 本音は中村サンと帰りたかったけどー。
パンは専攻科のみんなと食べてくれたみたい。
『うめーよ。』
好評やったみたいでヨカッタ。^^
『そろそろ帰るぞー。』
『気をつけて帰ってねー。^^』
『お前も帰るんだよ。』
結局一緒帰ることになった。 久しぶりに中村サンの車見た。 久しぶりに助手席座って相変わらずのヘビーローテーションの KEMURIの曲聞いて、結局アトイチネンの歌詞わかんなくて 久しぶりに白鳥サンのくさーいオナラにあった。(ばきゅ。
久しぶりがなんだか嬉しくて、 微妙にいつもより倒してある助手席が 誰か座ってることやもしかしたらえっちしたんかなとか どうでもいいこと思わせてくれて切なかった。
「あー、だりぃ。熱あるかも。」
「まじ?大丈夫ー??」
「デコ触って。熱あるっぽい??」
おデコ触った。 「んー、あるよーな。耳たぶ熱かったら熱あるよね。」
耳たぶ確認。 あったかい。
「んー、熱ありそーよ。帰ったらゆっくりしてなさいよ。」
お互いの近況報告した。 やっぱり進路の話が多かった。
「なんかさあ、手が痙攣すんだけど。」
「まじ??」
手繋いだ。 中村サンの手は華奢であったかい。 ドキドキした。 ってか痙攣してたとかしてないとかわかんないしっ!!(>_<)
なんか話題は血液型の話になって やっぱ白鳥サン(O型)的にはA型の子があうって話になった。
「女の子はA型がいーね。お前A型やろ?もし付き合ったら普通に上手くいくと思うし。こうやってつるみようし、学校一緒やし一緒帰れるしね。^^」
あたしは、どーだろねって笑った。 ドキドキしてるのバレないように頑張って、笑った。
あっという間に家まで送ってもらって ちゃっかりウチの近所で立ちしょんする白鳥サン・・ 公害ですから!!
帰り着いてからありがとうのメールした。
『久しぶりにお前とゆっくり話せておもろかったよ。やっぱお前いいやつな。』
なんで、こんなメールくれるんだ。 あたしはいつまでも中村サンのこと好きでいたくないんだ。
頑張って隠してるのに もう隠せなくなっちゃいそう。
ああ、もう中村サンが好きなんだってば。 すごい好きなんだってば。
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