* ラブニカ日記 *

2006年03月24日(金) 世界を開くのは僕だ

CATVのカラオケチャンネルで、「全力少年」のカラオケ映像が流れていました。
スキマスイッチの。
あのー、なんだろう、すごい、リーマンものだった。
良く言えば今市子さんっぽかった。

昔からの男友達2人で、1人は会社勤めで、1人は運送業のバイトみたいなのしてるのです。
会社勤めのほうは、繰り返しの毎日に「これでいいのかな」的な感じで。
呪文のよに仕方ないと呟いてたり。
で、今日も残業な夜、運送業バイト友人から、電話がかかってきます。
ちょっと今から出てこれねえ?と。
おー行く行く!と笑顔で返事して、そして、屋上で待ち合わせます。

こんな夜中になんの用だよ?
実はさ、俺、これに出てみようかと思ってて…。

友人が取り出したのは、音楽のオーディションのチラシでした。
それを見て、思い出す、全力で少年だった頃の日々。
俺はサックス、お前はギター。
来る日も来る日も、バカみたいに熱くセッションしてたよな…。意見が合わなくて、殴り合いのケンカもしたっけ…。でもケンカしたあと2人で眺めた星空は、例えようもなくキレイだった…。

…がんばれ。夢、かなえろよ!
友人に、心からのエールを贈る会社勤め。
ありがとう。俺、やってみるよ!

そして、オーディションの日。
緊張した面持ちで会場へ向かう、運送業バイト。
もう1人は、いつものようにスーツ姿で、会社への道を急いでいます。
けれど、あるビルの前に来た時、ピタリと足を止めました。
…あいつ、今日、ここでがんばってんだ。

がんばれよ!

ビルを見上げて、曇りのない笑顔で。
そしてまた、いつもの道を、歩き始めるのでした。
視界はもう、澄み切ってる。



…っていう映像でしたよ。(長いですよ)

やあ、すごかったです。
でもこれ作った人は、「全力」って書いたTシャツを着た少年を出してフザけてみたあの紅白…?より、よっぽどこの曲を聞き込んでいるねと思いました。
愛があった!カラオケ映像なのに!


 < 過去  INDEX  未来 >


サチ [MAIL]

My追加