stray notes

氷砂糖

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節電中に思ったこと。停電中に思っていたこと。
2011年03月30日(水)

駅や街で明かりが減り、自動販売機や看板などの光が消えて気づいたのは。自分が、とても目の悪い人間だったのだなぁ、ということだ。前までは光の量が多いから、それに助けられてわからなかっただけで。本当は、メガネをかけていようとコンタクトをしていようと、それだけでは不便なくらい視力が弱いということだ。IT系の仕事なのに、なぜかいまだに目の良い夫は、光が減ってもほとんど不自由はないらしいので、ふつうのひとは大丈夫なのだろう。そして自分はふつうのひとの視界には、矯正していても近づけないのだ。いまさら落ち込んだりはしないが、なるほどなぁ、という感じだ。

停電中は、こたつにもぐり、mp3プレーヤーで音楽を聞いていた。ふだん目を使う(本を読むとかPCで読み書きするとか)ことばかりしているので、ほかにすることもできることもあまりないしねと思いつつ。そして曲のあいまに、暗いなかぼんやりと思い浮かんだのは。今、強盗とかきたらどーしよーもないなーという、本当にどうしようもないことだったりした。しかしそれは停電していようがしていまいが、ふだんもそうではあるのだ。ごくふつうに生活していた頃は思いが至らず、闇のなかで急に切実に感じただけで。そして感じたところで、対処法もうまく思いつかないので、なんだかあまり意味がないな、という気がした。



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