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野球とセール
結婚してから、たまにTVで野球を見るようになった。夫が大抵見ているので、食事中とかに、なんとなく一緒に眺めることになる。つい最後まで見てしまうことも増えた。実家にいた頃も、父が居間で見ていたのだが、わたしは2階の自室で本を読んでいることが多かったので、ほとんど見たことがなかったのだ。
ルールも選手の名前も、いまだに有名どころ以外ほとんど知らない。だが、変な質問をしても、夫は嫌がりもせず丁寧に教えてくれるので、聞いたときはなるほどと思う(あまり頭に定着しないのだが)。よさや面白さもそんなにわかったわけではないが、主婦なので、勝敗だけは気になったりする。ひいきのチームも好きな選手もいないが、たとえばヤクルトが安くなるよりは、三越がセールをしてくれたほうが嬉しい、という感じ。
そういえば、いつだったか、ダイエーが買ってセールをしていた年があった。多分、母が家を出て行った年だったと思う。父や弟が、新しい肌着や靴下を、安めに買えて喜んでいた記憶があるのだ。申し訳のないことだが、洗濯はしていても、わたしは彼らの衣類事情を完全には把握していなかった。また、彼らもさすがにわたしに買わせるのを悪いと思っていたのかもしれない。それでもいたたまれない気持ちではなく、まあいいか、と聞けたのは、戦利品の報告をしてくれる、彼らが楽しそうだったからだろう。
西友で買い物をしながら、繰り返し流されるライオンズの歌に、そんなことを思い出した。
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