日記
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2003年11月03日(月) |
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横山秀夫『クライマーズ・ハイ』 / 『兄弟』(NewS) |
昨夜は徹夜で本を読み耽ってしまった。
横山秀夫 『クライマーズ・ハイ』。一気に読めました。これまでに、警察小説のイメージとはがらっと違う横山氏の新作です。レビュー情報によると、小説家になる前の、12年におよぶ記者生活の実体験から、書かれたものらしい。だからでしょうか、せまってくる迫力と情熱に、押し切られた気がします。
横山さんの小説は『陰の季節』を最初に読んで以来、すっかり気に入って、次々と読んでいました。この『クライマーズハイ』は、実は発売と同時ぐらいに買ったのですが、そのまま積読本になっていました。たぶん夏ぐらいだったと思うので、2ヶ月ぐらい埃かぶってました。それなのに、昨日読み始めたら止まらない。結局徹夜です。
お話の内容は、地方新聞社の中堅記者の奮闘を、御巣鷹山日航機墜落事故とからめて、描いたもの。御巣鷹といえば山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』のほうが、より遺族の姿や事故のすがたが描かれていて、迫力があったと思います。この小説は、どちらかというと、事故を描くのではなく、この記者の生き様を描く感じでしょうか。地方新聞社の人間関係や、緊迫した取材の現場、忙しさに忙殺される中での、家族の関係、親子の関係。なんだかとても、男っぽい、骨っぽい小説でした。そう、なんだか汗の匂いがする小説。記者魂を書きたかったのかもしれませんね。
最後、谷川岳の衝立岩にのぼっていく場面は、とてもさわやかでした。なんだか横山さんのイメージ変わりました。もっと、じっとりと重い、緻密なイメージがあったのですが、この小説は、情熱的で、ラストシーンはさわやかです。なんだか、横山氏の自伝的な要素があるからでしょうか。情熱で一気に書き上げたのでは?と勝手に想像しました。
今回の小説も充分力作で、楽しめましたが、根暗な私は、やっぱりじっとりとした、隙が無い横山氏の作品のほうが、実は好きかもしれません。次回作はどんな作品なのか、とても楽しみです。
『堂本兄弟』もやっと、さきほど夕方になって見ました。NewSがゲスト。
やっぱり15歳たちとくらべると、おっさんな近畿小子のお2人。
なんだか、ヒッピーな感じの剛さん。なんともいえない60年代風アクセサリーとお衣装で…。無精ひげも、ぺんなり分けの伸び放題の髪の毛。なんだかピースマーク(世界平和のシンボル)が似合いそう。一方光一さんは、真っ赤なシャツで、なんだかホスト風でした。後輩を前にしているからか、声の出し方も、ヒガシ風で、おっさんだわ。
トークはまあまあ、面白かった。後輩や先輩が来ると、やり取りがジャニの裏ネタちっくなので、ついつい喰いついてしまいます。ヘイ×3で予習もばっちりだったので、顔と名前もほぼ一致してるし。手越くんは、どっちでもいじられて、大人気でしたね。ま、あの張り付いたような笑顔が、かわいいわ。ちょっとまちがうとアホな子ちゃんですけれど、15歳だから許そう。
つよさんは15の頃は、かな〜りアホな子ちゃんでしたよねえ。べったべたのひらがなしゃべりで、たまに、この子は大丈夫か?と思いましたもの。あれに比べれば、よっぽどおりこうさんに見えます。
後輩に相談する剛さんとパン!とはたく光一さん。なかなか楽しげでよかったっす。2人のシンクロは、他の人が入る余地がないのでなんとか存在していたのですが、ああいうボケツッコミがキンキ2人で成立するのは久しぶり。ここのところ、光一さんの天然ボケは、トムさんが突っ込んで、剛さんのボケはえなりくんが拾うという構図でしたから。やっぱりジャ●効果でしょうかね。他の方々が入りずらかったのかもしれませんね。できれば、毎回このパターンでやってほしいです。
今日の剛さんの髪形あんまり好きじゃないな。なんとかしようよお〜。真中スケベ分けのベダベタ髪って、ちょっと嫌。(あ、好きな方はごめんなさいね。)映画もクランクアップしたことだし、もうそろそろイメチェンはいかが?
あ、どんなんでもたぶんついて行くけれど、できればスキンヘッドと坊主とパンチだけはやめてね。
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