2005年02月27日(日) |
シャルル・ド・ゴール空港 |
フランスでは、国に貢献した人の名前を、こういった公共物に冠する習慣があるようだ。 着陸した、パリのシャルル・ド・ゴール空港もそうだ。そういえばアメリカのニューヨークには、ジョン・F・ケネディ空港がある。日本ではどうかな。
シャルル・ド・ゴール空港といえば、真っ先に思い浮かべてしまうのが、史上初めてのコンコルド墜落事故である。 この事故はとてもショッキングだった。世界中の人が、テレビニュースで墜落するコンコルドを目の当たりにしたのだ。 離陸滑走をはじめた「コンコルド」の機体後方から炎が出ていることを管制官がパイロットに連絡したが、すでにV1速度に達していたため、離陸中止をすることができなかった。そのまま離陸して、近くのル・ブールジェ空港にたどり着こうとしたが、数分後には操縦不能となり、非情にも墜落してしまった。
この事故で、ついに「コンコルド」は姿を消してしまった。もう、あの雄姿を見ることはできない。 どの滑走路から離陸したのかは知らないが、それにしても、その空港に今到着したのだと思うと複雑な気持ちである。
しかし、そんなことを思うまもなく、すぐに次の搭乗手続きのため移動を開始した。この後すぐにスペインに向けて飛び立つのだ。夜の空港だが、外は煌々と明かりがついている。空港内は当然昼夜なく明るい。
しばしのトイレ休憩時間にパン、ケーキの売店があったので立ち寄ってみた。見るからにおいしそうだ。ケーキをここで買うわけにもいかないので、ちょっとこってり系のパンをひとつ買ってみた。黒人の店員さんにこれこれと指差して、袋に入れてもらった。なにやらしゃべっているが、ちんぷんかんぷん。ノーノーとジェスチャーで、わからない旨を伝えた。お金もユーロを使うのははじめてだ。適当に出して必要分だけ取ってもらった。
〜つづく〜
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