おさななじみ - 2006年08月18日(金) 「おれ、おまえのイメージってさぁ。 かしこくて、まじめで、正しいって感じ。」 ―正しいって?こう、突き進んでく感じ? 「いや、じゃなくて、ずるしないって感じ。」 ―あああ。ずるいことは…しないかもねー。 ほんの子どもの頃は仲良しだったけれど、中学に上がったくらいからか、疎遠になっていた。 互いを間近で見ていたときはちいさかったのに。だからすごいと思った。 彼の言う「正しさ」は、わたしの長所であり、短所でもある。 思わずこっちが目を逸らしてしまいそうにまっすぐな目を見て話すことなんて、最近はなかった。 -
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