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洋志さん言うところの「ショッカツ」 - 2004年06月04日(金)

本格的に活動を始めたのが四月の半ばだったことを考えれば、順調だろうと思う。
しかも受験した会社の数は、両手の指の数に足りないほどだ。少ない。

次回が最終選考で、日程の決まっている会社が、二社。
志望度に差はあるが、行きたい会社しか受けていないから、問題はない。
まだきちんと準備をしていないから、不安だ。
面接の前で準備がまだできていないときと、結果の連絡を待っているときは、不安なのだ。


もうひとつのほうの日記には書いたのだが、
「面接が始まった途端に突然ものすごく緊張した会社」があった。
それがその二社のうちの片方だ。
この会社、突然緊張したときの次の面接が前回だったのだが、今度は、こちらの話をきちんと聴いてもらった感じがしなかった。
質問に対してとんちんかんなことを言ったとも思わないし、気持ちや考えの部分で嘘はついていない。
でも「聴いてもらっていない」と感じるから、追加して話してしまうし、
面接官の話を聴くときは「対お客様レベル」で「聴いています」のアピールをしてしまう。
印象の良し悪しもあるだろうから、聴いている姿勢を見せるのはまあいいだろうが、無駄に話すのは逆効果だ。
…と、気づくのも、面接の後。
なぜか、自分をしっかり見せてきたという気がせず、帰りの新幹線の中でもずっとその理由を考えていたが、わからなかった。

なのに、通った。


ヨウさんはかなり酔っぱらいながらも「面接官のリアクションが少なかったからじゃない?」と言った。
わたしと同じく活動中のなっつは「不満の残る面接ほど通ったりするものだよ」と言う。
確かに、これまで見ていて、その会社の面接官は一様に、こわいというか、鎧を身につけているような雰囲気があったし、思い返せばこちらの話に対するリアクションもあまりなかった。
もう一方の会社の面接が「お話ししてきた」という感じだったから、余計ギャップを感じるのかもしれない。
加えて、わたしは数を多く受けていない。
別段首をかしげることはないのだろうか。わからない。


就職活動はつらくない。鬱にはならない。
こんなふうに、外から多くの問いを与えられ、自分でも多くの問いを見つけられ、自分をじっくり見つめることのできる機会は、そうそう多くない。
だからこれをずっとやっていてもいいとは思わないが、就職活動、悪くない。


研究職という道もあった。とても迷った。
休学してじっくり考えようと少し思った。
でも、あの夜、ここから出て行かなくてはならない、自分をひらこう、と、抗いようもなくはっきりと思ったときのあの感覚は、まだ、失くしていない。
だから、就職とは何か?という問いに答えることは、簡単だ。


こんなこと書いていて、また一からスタートになったら馬鹿だけど。笑。


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INDEX
past  will





Not one night
one single day
that I wouldn't give to you
So with all my might
in every way
I'll try to forget to you

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