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トラブルシューティング - 2004年03月12日(金)

バイトを始めて今年で五年目だけれど、あんなトラブルシューティングを任されたのは初めてだった。
というより、まさかそんなトラブルが起こるとは思っていなかったので驚いた。社会は恐い。
次長が自ら解決するものと思っていたのが、思いがけず指名されたときは正直嫌だった。
でも、次長が、自分がやりたくないからバイトに仕事をさせたのだとは思わなかった。
むしろ、学生バイトふぜいに任せていいことなのかと、そっちのほうを疑った。
それほどに大きなトラブルだった。
でもそれは逆に、次長が、わたしに任せてもいいと思ってくれたということだ。
その期待に応えなければならなかった。
そして何より、わたしたちには決して落ち度がなくても、わたしたちのところにやってきたことで予想外の事態に陥ってしまったお客さまに、申し訳ないと思った。
お客さまからの組織への信頼を守るとかそういうことは、あのときは考えなかった。(とは言え、属する組織に愛はなくても、そこで働いている以上は、組織を守るために動く義務があるとは思う。)


お客さまがお怒りだから謝ったのではない。そういうことではないのだ。


最初に問題が起こってから、解決までに実に三日がかかった。
それが、翌日13日までの、超絶忙しい四日間にかぶさっていたことは、見事としか言えない。いや逆に、そんな日だからこそ起こったトラブルでもあるのだけれど。


しかしどうしてもわからない。
ちょっとの遅刻なら、こっそり紛れることもできるかもしれない。けれど大幅に遅れてしまったときこそ、きちんと挨拶をして入っていかねばならない。
それがきまり悪かったとしても、最低限悪びれるものだ。それが普通の感覚ではないのだろうか。
悪びれもせず、客観的にみて明らかに遅刻しているのに、自分は遅れていないと言い張る。
そればかりか、会社の時計が進んでいたのではないかと言い出す。
どうしてそんなことができるのか、わたしにはわからない。

遅刻はもちろん比喩であって、実際の出来事はもっと大きなことだったけれど。


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INDEX
past  will





Not one night
one single day
that I wouldn't give to you
So with all my might
in every way
I'll try to forget to you

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