マニキュアもできない。 - 2004年01月11日(日) なっつが体調を崩している。帰仙のときに車を運転しながら「寒気がする」と言っていたので、かれこれ一週間になる。いつもは、何か作ろうかと声をかけても要らないと言われるのだが、珍しく、そうしてくれると嬉しいと返ってきたので、なっつの家で一緒にごはんを食べてきた。 手荒れが始まってから水仕事が苦痛になったこともあり、わたしは普段あまり料理をしない。酷いと水に触っても手が痛いし、普段でも食材に触れるととても痒い。そんなふうに痛い思いや痒い思いをして作っても自分以外には誰も食べないのだと思うと、作る気が失せる。 わたしの手が荒れ始めて、もう4年になると思う。 もともとアトピーをもってはいるが、それはさして酷いものではなかったし、今の手荒れは、痒みも痛みもアトピーのときのそれとは異なる。 きっと体にあらわれる不調の殆どがそうだろうが、この手荒れも、精神的に安定しているときはあまり酷くならない。 これまで二人から、「あなたの調子は、手を見ればわかる」と面と向かって言われたことがある。このぶんだと、そう思っている人は他にもいるのだろう。 手荒れがいちばん酷かったのは、学部二年のときだった。 どんな生活をしていたかは、自分がいちばんよく知っている。 あのときは、指の腹のあちこちがあかぎれのようにぱっくりと割れてしまい、絆創膏なしでは鍵盤が弾けなかった。 いま、手は普通だとは言えないけれど、そう酷くもない。 -
|
|