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宮杯の季節(つづき) - 2003年11月29日(土) 昨日に引き続き、宮杯について。 わたしが宮杯で友だちになった人たちのうち、知っているだけでは二人が、東京外語大学に入学した。ひとりは女性でもうひとりは男性だったのだが、なぜか二人とも武術をやっていて、いつのまにか同じサークルに入っていた。 わたしもそうだが、普段、他人に対してわざわざ自分が宮杯出身だとは言わない。 だからふたりは、お互いが宮杯の同期だということを全く知らないまま、同じサークルの中で活動していた、らしい。 女の子のほうとは手紙のやりとりをしていたので、男の子のほうの名前を出して「もしかして同じサークルなんじゃない??」と尋ねたら、たいそう驚いていた。 そんな彼女は中国・北京大学に留学し、その後、連絡が取れなくなってしまった。 男の子のほうも、いつの間にかメールが送れなくなった。 みんな、どうしているんだろう? 今でも連絡が取れる友だちは、たった一人だ。 よく憶えているのは、泊まった旅館で部屋に突撃してきて(笑)仲良くなった男の子が、「宇宙飛行士になりたい」「東大に行きたい」と言っていたことだ。宇宙飛行士のほうはわからないけれど、東大のほうは見事に現役合格を果たしていた。 宮杯には2年連続で出場したのに、2回とも決勝に進めなかったと残念がっていた彼は、お姉さんも宮杯出身者だった。 そうそう、宿泊の旅館は、指導者(先生ですね)と付き添いの父母は、出場者とは別の旅館に泊まることになっていて、わたしたちが泊まった旅館には、出場の中学生と、大会の運営を手伝っている大学生集団(それがJNSAという組織だ)しかいなかったのです。おかげで楽しく過ごしました(笑)。 最後の日、夜通し話していたことは、はっきり憶えているよ。 さて、今年の入賞者や、レセプション、全日本中学生会議(略して中会)の様子を見ると、本当に懐かしく思い出す。あのときわたしたちと一緒に旅館に泊まっていたJNSAの大学生さんたちよりも、自分のほうが年上になってしまった。 不本意とまではいかなくても、自分にとっては力を出せなかった決勝大会だが、やり直したいと思ったことは一度もない。 一人でも多くの中学生が、あの気持ちを味わえますように。 -
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