あなたは見ていない。 - 2003年10月09日(木) 自席で勉強していたあなたに何事もなかったかのように話し掛けたわたしに気づいて、明らかに安堵の表情を見せたあなたは、やっぱり何もわかっていない。 あなたの前で一度は外したペルソナを、わたしが再びつける場所は、もうここ以外にはないというのに。 「元気な姿で会おう」というあなたの言葉は、嘘だ。 「あなたにはわたしのことはわからない」という台詞は、本当はわかってほしいと思っている相手に投げかけるものだと誰かが言っていた。 そうだろうと思う。 この場所でやっていくためには、ひとりでもいいから、わかってくれる人がほしいと思っている。 けれどあなたにそれを期待するのはもう止めた。 自惚れないでほしい。 なぜ「自分が傷つけた」と思い込むのか。 わたしは「傷ついた」とは一言も言っていない。 まして今回のことはあなたのせいだなどとは一瞬たりとも言っていない。 許すも許さないもない。 そしてやはり、わたしの言葉が響いてはいないことを理解する。 あなたはわたしを案じているのではない。 体裁を案じているだけ。 お望みどおりに。 -
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