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今日の自己開示をめぐる考察 - 2003年07月09日(水)

極論で述べれば、日本社会では、自立せよとうたいながら、具体的な方策を示す文句には自立の意味は含まれておらず、誰も、真に自立(孤立)することはない、という。
この依存性がどのようなものかは世代によって異なるが、この文脈に従って依存をかかわりあいと読み替えるとき、ここに関係性が存在する。

さて。

あたしが今日、今の素直な気持ちを話した「ナイトさん」は、あたしが「振り回すことができる」と感じている相手だ。「振り回すことができる」、つまり、あたしが全力で(もしくは全力でなくても)助けを求めれば、必ず応じてくれると予測できる相手。
予想通り、ナイトさんは「話を聞くのは疲れる」と言いながらも、あたしが何を求めて話をしているのかを考え、あたしの抱えていることが少しでも軽くなればいいという視点からの返答をしてくれる。
このタイプの人は、傲慢な言い方をすれば、あたしが常に求めている「あたしを見捨てない人」に該当する可能性が高い。実際にそうなるかどうかはもちろん別として。しかし正直に言って、あたしはできれば、ナイトさんとそういう関係になりたいと思っている。

冒頭の話は、以前にパピーとメールのやり取りをしたときにパピーから出てきた、「人間関係は程度の違いはあれ、振り回したり振り回されたりするものだからね。」という言葉と同じものだろう。振り回すという行為は、相手に依存していることの証だから。「依存」とか「振り回す」などという言葉遣いをするから、見えにくくなっているだけだ。そしてあたしは、この考えに反対するつもりはない。

さて。

6月8日にあたしが思っていたことは、ナイトさんのように、あたしが「依存する」あるいは「振り回す」ことができる、と意識してしまう相手との関係は、その矢印がこちらからのものだけにならないようにしなければならない、ということだ。
無意識的なものも含めて、ナイトさんに対してどのように自己開示を行なうか、また、結果的にナイトさんとどのような関係を作れるか、ということは、あたしにとって、単純な、友人関係(恋人関係であってもよい)の構築の問題ではない。今回に賭ける、と言うのはさすがに自分を追い詰めすぎだが、今回もまた同じことを繰り返せば、あたしは本当のバカだし、そんなことをしていては、……。

さて。


そろそろ、あなたからの言葉が聞きたい心もちになってきました。
けれどそれはきっと「今はそういう時期」なだけ、最後にあなたが見せてくれたもの、かけてくれた言葉をヒントに、頑張ってみるしかないのはわかっています。
そしてどこかで繋がってくるのは、「なぜ」その人が必要なのかではなく、その人との特殊な関係を願うその気持ちの部分を、行動ではなくコトバでもないもので、相手に伝えるという、そのことなのだと思っています。

あたしは今日、ストラテジックに自己開示をしたわけでは、ないですよ。


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INDEX
past  will





Not one night
one single day
that I wouldn't give to you
So with all my might
in every way
I'll try to forget to you

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