こんな日は勉強なんかする気にならない。 - 2003年06月20日(金) 女友だちと久しぶりにゆっくり会って、飲んできた。 彼女はちょうど、自分の選択する将来に対して、疑問はないものの、漠然とした不安をもつ時期にあるようだ。 自分もそうだったから、彼女の話すことから、そうなのだろうと思った。 そして、「技術系理系男の就職観」に話が及ぶ。 「自分が院に行くことが前提だから、学部を出た後のことなんて、大して悩むことないと思ってるんですよね〜!」 「結局モラトリアムでしょって思ってても、本人はあんまり悩むことなく就職していったりしてね」 「だから、こっちが就職の不安なこととか言っても、なんか真剣に相手にしてもらってないみたいで…」 「不安だから話してるのに、だんだんむなしくなってくるよね…」 (技術系の理系男性の方、一括りにしてしまってごめんなさい。) 気持ちはよくわかる。 とてもよくわかる。 がんばれ、彼と一緒に。あなたならきっと大丈夫。 帰ったら、タイミングよくなっつから電話が来た。 珍しいのでつい「どうしたの?」と言ってしまってからはっとした。 そんなふうに言ってはいけなかった。 なっつはあたしのことを気にかけてくれたのだ。 火のように後悔した。 それぞれの研究科での様子をいろいろ話しているうちに、なっつに言われた。 「おまえ、学校に友だちいないの?」 そうだね。 学部時代と同じような付き合いのできる人を友だちと言うのなら、 今のあたしに、学校での友だちはいないよ。 「電話ありがとう。」 「いえいえ。」 なっつにはめったに「ありがとう」と言ってこなかったあたし。 冒頭の自分の言葉を後悔したことは、伝わっただろうか。 「どうしたの、なんて言っちゃってごめん。」 そう言ったほうがよかっただろうか。 -
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