「DISTANCE」

心地好い距離感。いま、その中に居るのだと思う。
いままでの全てを否定し、肯定しよう。善意も悪意も無く。
触れれば刺す、という花はきっと指先の温度で凋れてしまう自分を知っている。
それと同じようにわたしも無意識に呼吸の出来る距離を取る。
たぶん遠い距離ではない感覚を持てる程度の。
そんなふうにして例えばこちらから伸ばしても握り返さなかった手は棄てる。
望む平穏を護ってあげたいから。

大袈裟なテンションで語るよりも、
本当の言葉で話し合ってるという事が互いに解っていればいい。
話す事は大して無くてもふと繋がっているという意識があればいい。
言葉ではなく、会話でもなく、それが大切な事。
作る距離感の前線で見えるもの。
信じているものならば、無理に距離を縮めなくても見え、其処に有るという事。


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