「landscape garden」
探していた。何かを探していた。それはヒトなのかも知れない、それはこころなのかも知れない、一つの風景なのかも知れない、一つの言葉なのかも知れない、そう、思っていた。それは世界の何処かに有る、世界の果てまで歩いてゆけば何時か見つかる、出逢う誰かがくれる、渇望を充たしてくれる、そう、思っていた。探しているものが未だ何なのか、わたしは知らない。けれど、気付いた。探そうと指先で弄った世界は自分自身の中、だったという事を。
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