入り江のラピュタ - 2007年12月23日(日) □川南工業株式会社浦之崎造船所跡 204号道路側は、有刺鉄線で外部と遮断されていたので、海岸伝いに、船渠遺構の鉄筋コンクリート列柱群に近寄る。 もっとも、この時点では、偶々、通りがかって眼に触れた巨大廃墟に興味が惹かれたのであって、その詳しい来歴を知っていたわけではない。 立地といい、形状といい、きっと造船施設だろうな、と期待して写真を撮ったり。もしかすると、軍需関連かも知れないな、と思い、機銃掃射や爆撃による被弾の痕を探してみたけれども、密生するツタに蔽われた外壁からは判然とせず(実際には、空襲を受けていたらしい)。 探索を切り上げてから、ググってみたら、見立てはほぼ中っていた。廃墟界隈ではメチャメチャ有名らしい。実態を示す詳細な資料は、検索結果からは見出せなかったけれども、大戦末期には勤労動員の生徒らが特攻兵器を生産していたそうである。 ・・いつだってベリ℃に結びつける僕の短絡思考は救い難いけれども、そうゆう時代を思うと、胸が塞いで言葉にならない。僕の以前からの密かな願いは、ベリ℃主演で、反戦映画が制作されたらな、てこと。 ...
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