ベリZ - 2005年06月05日(日) 帰宅。 これから慌ただしく出掛ける。 前日に手に入れそこなった「全部セット」を求めて。 *** *** *** *** *** 物欲界の最下層域の末席を汚す者でありながら、何とまぁ、この体たらく。 自らの懶惰を呪うしかない。死線から暫く遠ざかっていたうちに、渦を捲いたあの混沌をまったく舐めてかかっていた。 13時半には物販の列にナラビをしたんだけれども、販売開始後、20分で「全部セット、終了」という無情の宣告。先頭は遙か、まったく辿り着けず。二日続けて無様に敗れ散った。 もう、残されている機会は、チケを持たない東京だけだ。 港を臨む公園の芝生に寝ころんでいるうちに、本当に寝入った。 傍を通りかかった若い女が、連れ添った男に向かって「ああゆうの、本当に死んでたりしてね〜」なんて言い合っているのが聞こえて、目が覚めた。 薄着で寒かった。二日前には、この埋立地を立ち去ろうとしていた刻限だ。 そう容易くは御陀仏できぬのだ。 第一発見者たちは、彼方の離れたベンチに腰掛けて、海を眺めながら睦まじく笑っているようだった。逆光のなかの光景ゆえ、しかとは見分けられなかったけれど。 ■初単独 Zepp Osaka ベリ房たちよ、蒼穹を駈け上れ。浩気を含んで雲の上を歩め。 きみたちが棲むには、この地上は、目を覆わんばかりの醜悪に充ち、あまりに濁り汚れきっている。 さようなら、「僕の」ベリ房たち・・。 やっぱし、これから先、「親子席」しかないな。 Bye Bye またね。 こうゆうのに順番を付けることが意味のあることだとは感じないので、普段は敢えて公言したりしないが、改めて思うと、ベリ房は自分にとって、何もかもかなぐり棄てて突き進めるだけの覚悟を抱ける対象じゃないな、と。少なくとも、ナンバーワンじゃない。それは自分には自明のことのハズなんだけれど、自分でも錯覚していたというか、何か暗示みたいなものに掛かっていた気がする。 僕は、ベリ房に向かうときの自分の臆病さを、初めて自覚できた。 「自分」をいっぱい使いすぎ、恥ずかしい日記だなぁ。 再配達にて、第六感グッズ通販が届く。 ...
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past will |