べんとう工房 - 2005年05月21日(土) 、という弁当屋が近所にある。 『マーガレット』最新号。 桃子の手作り弁当、絶対に毒入りだが。 ハンバーグってのが、好いよね。桃子が挽肉をこねる。その繊細で野蛮な行為を想うと、胸の奥深くに、抑え難い昂まりを感じます。 握り込まれた指や掌の感触だとか生温かさを夢想したり、或いは、屠殺場で天国に召されし牛豚共に我が身を擬えて羨んだり。あんな単色刷りの写真にすら、そうゆう妄想領域の拡がりの可能性があるんだから、況や写真集をや。 と言いたいところだけれども、方向性の違いみたいなもので、写真集は一種の枠型に嵌め込もうとしているような印象がある。追憶のベリ房、という感じで、消費されるベリ房とはちょっと趣が違うんだな。ベリ房の「いま」という現在形の視点だけでは語れない作品なのかも知れない。 ...
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