漂流 - 2005年04月23日(土) 後日、記録のために(旅日記的な)書いた日記 書き足すこともあるかも知れないし、書き足せないこともある。 早朝。「万代シティ」で下車。 伊勢丹へ。ぴあにナラビ。 既に、完全装備の先客が二人。地元民なんだろうな、防寒仕様が入念なのである。翻って、僕はというと、北国を見くびっていた。寒い。冷たい風が容赦無く吹きつける。吹き晒しに凍えながら三時間半。 ようやく、暖かな陽のぬくもりよりも俟ち続けていた、チケット申込用紙がおもむろに配布される。が、「お客様。申し訳ございませんが、Berryz工房の初日店頭販売はございません」だと。電話予約の番号を親切な女性販売員が教えてくれたけれど、僕は煩わしさの種子になるであろう携帯電話は下宿に捨て置いてきていたので、メモされた数字はまったく無用のものだった。 戦う以前に、僕の知らない処で勝敗の帰趨は決していた。 ふりかえらずに、そっと列を離れる。 10時を過ぎて、開店した書店へ。 『ぴあ』最新号の記載に目をはしらせるが「初日は電話のみ」といったふうな但書きは見当たらない。ひょっとしたら、かつがれたんじゃないかなぁ?と訝りながらも、いまさらじたばたのしようもない。 万代橋を渡る。 新潟に来る都度、この橋を通る。信濃川。不舎昼夜。 □新津記念館 こうゆう洋館を訪ねると、決まって、その場所に、淑やかにめかし込んだキッズだとかを立たせてみたくなる。そうゆう近代建築幻想に取り憑かれてしまっている。 □北方文化博物館新潟分館 適当に見当をつけて歩き廻ったら着いた。 さらに、ぶらぶらと、行くあても無しに歩く。やがて海辺に突き当たる。 荒海。 独りで「むこうは佐渡よ」とか唱う。逆巻く波音に掻き消えるをさいわいに。 ■第六感 新潟県民会館 牛ばっか。ウシばっか。・・・容易に予測できた光景なんだけれど。 昼公演、前の席に巨漢。ステージ見えない。 けれども、僕の心は平静だ。 アンコール、なまえを呼ぶ。ただそれだけで万感。 □燕喜館 喧噪からは距離をおきたい僕の意図に合致する格好の避難場所がこんな間近に。 17時に閉門なので、喫茶店「パディントン」に移動して一時間ほど憩う。 パウンドケーキとコーヒー二杯が、なんとも言えない御馳走だった。 この街で過ごす時間、与えられるすべてのものが、僕を充たしてくれた。 夜公演。 ひさびさに双眼鏡不要の良席。美勇伝のときにだけ使う。途中で恥ずかしくなって下ろしたが。 昼も感じたんだけれど、こうゆう特別な日なんだから、まこヲタ率が滅法高いのは間違い無いんだけれど、どうも自分の席の周りには、直ぐにそれと認められるような御仁は見当たらぬ。夜公演時における僕の列の左右は軒並みソロT着用者だったのだけれど、青色は無し。僕は、昼に着ていたそれを脱いで着替えてしまっていたので、独りだけ異端者みたいでちょっと残念な気がした。客も表現活動の一部分を担っているとしたら、周囲との調和って大事だと勝手に思う。それに隣が、ただの知らないヤツ、よりも、たぶん亀井ちゃん推し、なんて判っているほうが、あくまで他人同士とは言え、構え方も自然と違ってくるわけだし。 アンコール。 こうゆう席も善し悪しなんだなぁ。反響してくるから、合わせるのが難しい。 ...
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