最後のチケット - 2005年04月19日(火) フラゲ失敗。 気が付けば、新潟行きの日が、目前に迫っている。 いいのか?こんな低テンションで、と自問。 ただもう僕は、小川ちゃんとふたりきりになりたいんだ。ほかのものは何も要らない。その場で、僕の意識を現実へと呼び戻すような、あらゆる夾雑物は、これを一切排除したい。 もう、何かを期待して、そこに出向くわけじゃなく。その場に居られさえすれば、目が見えなかろうが、耳が聞こえなかろうが、如何でもいいような気持ちすらする。もう、感情だとかを越えているんだ、後には何が残されるのか、いまはまだ判らないけれども、一年まえの、珠玉に瑕つけられたような、頭から氷水をしたたかに浴びせ掛けられたかのような、あの苦い思いだけは繰り返したくない。 このくだらない人生を懸けたものが、そこで窮まり果てて、ただひとつの美しさの結晶として、自分には触れられぬ世界へと昇華していってほしい、という悲壮な希いなのです。 だからこそ、その前に立ちはだかろうとするものへの懼れと不安とが、きっと杞憂でありますように。 ...
|
past will |