梨華三尊 - 2004年10月21日(木) 美勇伝のシングルVをくりかえし視ている。 「メイキング映像」のラストに、カメラの前で泣き真似してるシーンがあるけれども、本編PVには収録されていなかったりする(たぶん。少なくとも僕には当該カットが確認できないので)。 不採用となった裡にはどんな事情があったかなんて知る由も無いが(『ちゃんチャミ』に質問メールしようかと思ったけれど)、諦めの悪さみたく「メイキング」で拾っているあたり、あっさりと捨てるには忍びなかったカットではあったんだろう。生きなかったシーンが掬われている事実ひとつからでも、"「美勇伝」のできるまで"、についての想像をあれやこれやと膨らませてくれる。 「Close-up Ver.」の独立性も、本編PV成立までの手数の多さを物語っていて、好感を抱くな。ま、これまでの種種別バージョンがあまりに手抜き過ぎ、って面もあるんだろうけれど。 三人という頭数を、巧く使って見せている、と思う。 三者が同一画面上で並んだり、絡んだりはしない「Close-up Ver.」なんだけれど、個々の関係性と配置が明確化されている点が優れている。 中心に据えられた石川さんという存在があって、向かって右の岡田さん、左の三好さんって布置で相対的にサイドを務めるふたりがいる三尊形式なんだけれど、当然というべきか、三人が並列に三並びの関係ではなくって、求心的な構図になっているのは、左右の三好さん・岡田さんがそれぞれ中央向きに顔を振っていることから明らか。普通に視ていれば、自然とそうゆうふうに読めるんだけれど、この三人の位置関係を決定づけているのは、向かって右から岡田さん・石川さん・三好さん、と並んだ時に岡田さんと石川さんのあいだにある光源の存在。ハッキリとした不動点が設定されているぶん、同時にその場には居ないハズの三人の位置関係が、ずっと自然に、あたかも並んでいるかの如くに意識される。 こうゆう細かさは従来の「Close-up Ver.」の類には無かったものだし、またそういった演出の必要も無かったんだろうと思う。 くりかえして視ている理由は、「Close-up Ver.」における三好さんの眼に惚れたから。ちょっと爬虫類っぽい、というか血が冷たそう。そうゆうところに魅入られたように惹き付けられる。 ...
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